新日本プロレス公式サイトのスケジュールには情報はありませんが、次の興行の予定はビッグマッチである6・14大阪城ホール大会です。
通称“DOMINION”(ドミニオン)。
残念ながら今年のドミニオンは中止になりそうです。
このコロナ禍の現状を考えれば有観客での興行開催は現実的ではなく、またチケットも販売されていないことから、どこかのタイミングかで中止がアナウンスされるでしょう。
大阪城ホールのアリーナでの無観客試合開催は夢がありますが、これもコストの面を考えれば現実的ではありません。
せめて6・14から道場での無観客試合が配信されれば、ドミニオン中止のショックも和らぐと思いますが…
では、新日本プロレスが次のスケジュールとして発表している、7月11日~19日の北海道ツアーは開催できるのか?
なんと7年ぶりに新日本プロレスの“北海道ツアー”が復活‼️
『SUMMER STRUGGE 2020』開幕戦は7月11日函館アリーナ‼️
各地を転戦して7月18日&19日は北海きたえーる2連戦‼️
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— njpwworld (@njpwworld) February 2, 2020
『なんと7年ぶりとなる、新日本プロレスの北海道ツアーの開催が決定した。
7月11日(土)は初開催となる函館アリーナ、そこから7月12日(日)苫小牧市総合体育館、7月14日(火)帯広市新総合体育館よつ葉アリーナ十勝、7月15日(水)北海道立北見体育センター、7月16日(木)湿原の風アリーナ釧路など、各地を転戦していく。最後は、7月18日(土)、7月19日(日)は北海きたえーる2連戦で締めくくる。
新日本プロレス、夏の北海道ツアーにご期待ください。』
約1ヶ月半後に迫った北海道ツアーですが、有観客による興行を行うならそろそろチケットも販売しなくてはならないでしょう。
まずは、政府のイベント再開へ向けてのガイドラインと照らし合わす必要があります。
全国で解除された緊急事態宣言ですが、政府は今後の方針として内閣官房提出資料を一般公開しました。
その中で、プロレス等のイベント開催に関し政府が提示した<基本的な考え方>は下記2つの資料になります。
「イベント開催制限の段階的緩和の目安(その1)」では、【移行期間】を4つに分け屋内と屋外での集客の目安を示しています。
これを見る限り収容率50%以内を原則とし、5月25日からは上限100人まで、6月19日からは上限1000人まで、7月10日からは上限5000人、8月1日以降は上限なしと定めています。
この条件だけみれば、7月11日から開催予定の北海道ツアーは開催することが可能です。
もうひとつの資料である「イベント開催制限の段階的緩和の目安(その2)」では、イベントの種類ごとに有観客の可否と制限人数の目安を示しています。
仮に国がプロレスを【プロスポーツ等】に分類してくれるなら、6月19日からは無観客のイベント開催が可能となり、7月10日から5000人または50%の収容率の小さい方での開催での開催が可能になります。
もし国がプロレスを【お祭り・野外フェス等】に分類するなら、7月いっぱいは有観客でのイベント開催は不可能ということです。
今、この資料を見て思うことは、プロレスがどの項目に該当するか曖昧だということでしょう。
【プロスポーツ等】のステップ③は、プロ野球やJリーグなどいわゆるプロスポーツ向けの分類です。
できればプロスポーツ等を大分類とするなら、屋外・屋内の中分類、格闘技等の小分類分けてしてくれれば興行主もイベントに参加したいと思っているファンも分かりやすいんだと思います。
以前の記事でも記述しましたが、プロ野球は6月19日開幕、Jリーグは6月末か7月頭の再開で日程を調整しています。
当面無観客で始めるとのことですが、新日本プロレスが有観客での興行再開の目安として国内プロスポーツは意識していると予想できます。
現状では、北海道ツアーの開催は50/50(フィフティーフィフティー)でしょう。
それでも再び感染者数が増えないことが前提です。
段階的緩和の移行期間が少しでも後ろにズレるようなら、北海道ツアーは中止になる可能性が高いと思います。
北海道ツアーから通常興行が再開できるようになるためにも、withコロナを意識した新しい生活様式を取り入れ実践するしかないでしょう。
プロレス観戦まであと一歩のところまで近づいてきました。
一人一人が新しい生活様式を意識し行動すれば、もうすぐプロレスが帰ってくるんだと思います。