なぜ拳王はDDTのレスラーを批判し続けるのか?

拳王【撮影:koba】
DDTプロレスリング




Pocket

業発言で賛否を巻き起こしているプロレスリング・ノア(以下NOAH)の拳王。

サイバーファイトグループの合同興行「サイバーファイトフェスティバル2021」を日曜に控えて、一番SNSで話題に上がっているのは拳王率いる金剛軍対高木三四郎率いるDDT軍の対抗戦ではないでしょうか。

 

サイバーファイトフェス参加を拒否から強制出場へ

 

今年の2月26日の記者会見で発表された「サイバーファイトフェスティバル2021」。

会見ではKO-D無差別級選手権試合、GHCヘビー級選手権試合、プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合の3大タイトルマッチや団体交流戦が行われることを発表しています。

そして、約1ヶ月後に発表された第1弾対戦カードは2つの対抗戦でした。

一つは若手主体のオープニングマッチ、もう一つは「DDT vs NOAH対抗戦」と謳われた両団体の未来を担う竹下幸之介と清宮海斗のタッグマッチです。

清宮海斗&稲村愛輝 vs 竹下幸之介&上野勇希

 

サイバーファイトフェスの目玉として発表されたこよカードに、多くのファンが期待しフェス当日を楽しみに待っていたことでしょう。

団体交流戦から対抗戦へ期待値が膨らむ合同興行でしたが、NOAHの拳王はこの大会への参加を早々に拒否していました。

 

そもそも、なぜ拳王はサイバーファイトフェス参加を拒否したのか?

昨年サイバーファイトの代表取締役でもある高木三四郎とDDTを全面否定し、DDTのリングで対抗戦を行った両者。

試合後、金輪際関わらないと言った金剛に対し、高木も対抗戦凍結公言していました。

もう交わることはないだろうと思っていたDDTとNOAHが、まさか一緒に合同興行を行うとになるとは拳王も面食らったことでしょう。

 

その後、拳王はNOAHの選手で初となる新型コロナウイルス陽性者となり、5月4日に行われたDDTの大会にスーツ姿で現れ、直接高木三四郎に頭を下げ謝罪しています。

しかし、この謝罪をスタナーで一蹴した高木は社長の権限でサイバーファイトフェスへの出場を命令。

当然、この命令を拒否しDDTを全面否定した拳王でしたが、坂口征夫が現れ金剛とDDTとの全面対抗戦と発展しました。

 

賛否を巻き起こした拳王の発言

 

5・15後楽園ホール大会で復帰戦となった拳王は、SNSで高木三四郎との舌戦を始めました。

そして、週刊プロレスでの発言が賛否を巻き起こす結果となったのです。

『DDTは半年で誰でも簡単に寿司を握れらようにさせる養成学校だ。NOAHは飯炊き3年、握り8年の本格寿司屋だ』

『本業の片手間で副業としてリングに上がっているヤツもいっぱいいるだろう』

『オレが高木やDDTからプロレスというジャンルを守ってやる』

引用:週刊プロレス

 

サイバーファイトフェスで対戦するDDTの選手らが、SNSで拳王に反論。

副業本業発言が一人歩きしている状態まで発展しました。

 

拳王はなぜDDTとDDTで闘うレスラーを全否定したのか

 

ここまで、拳王がサイバーファイトフェス出場を拒んだ流れ、副業本業発言の根源を説明しましたが、ここからは本ブログの考察です。

なぜ拳王はDDTとDDTのレスラーを否定したのか?

 

拳王は正論を言って批判したのではなく、揚げ足を取り難癖をつけて否定しました。

一件同じような意味合いに見えますが、前者に比べ後者は反論すべきポイントを残しています。

敢えて『反論して来いよ』と言わんばかりに。

 

今フェスティバルの目玉の一つは、なんと言っても団体対抗戦でしょう

サイバーファイトグループだから実現した大会であり、コロナ禍後最大のプロレス興行です。

会場はさいたまスーパーアリーナ、全15試合、出場選手は数えられないほど沢山います。

DDTやNOAHファン以外のプロレスファンにも見て欲しい大会です。

 

今大会の目玉として一番最初に発表された「清宮海斗&稲村愛輝 vs 竹下幸之介&上野勇希」は、カードが発表されてから今日までの約2ヶ月半をかけて、じっくり盛り上げてきました。

ある意味3大タイトルマッチより注目度は高いでしょう。

 

一方で、サイバーファイトフェス出場が義務付けられた拳王が、本大会まで残された時間は約1ヶ月

高木三四郎との遺恨は1年前に一度終わっており、このままでは対抗戦とは名ばかりの試合になってしまう可能性もあるでしょう。

拳王の闘いはDDTのリングにスーツ姿で上がった時から始まっています。

散々、DDTとDDTの選手を否定したのは、対戦相手に噛み付かせる為でしょう。

対抗戦としての話題性と注目度を最大限にするため、嫌われ者に徹した拳王。

 

結果、対戦相手や現KO-D無差別級王者の秋山準も噛みつき、「金剛 vs DDT」の対抗戦の注目度は増しています。

副業本業発言が一人歩きし一部ファンから批判の的になっているかもしれませんが、最低限の目的は達成でしょう。

対戦相手を圧倒したいのは勿論のこと、サイバーファイトフェスのどの試合にも負けたくないという気持ちがあるはずです。

対戦相手を本気にさせ、対抗戦としては最も話題性のあるカードになりました。

 

サイバーファイトフェスティバルの目的

 

サイバーファイトフェス開催を発表した記者会見で、サイバーファイトグループは大会の目的を以下のように語っています。

『一番大事なのは、まだサイバーファイトのプロレスを見たことがないというお客様に対して、この「CyberFight Festival」を通してしっかり認知してもらって応援していただければなと思います』

 

今回の拳王のDDT批判は、DDTファンやNOAHファンにとって不毛な争いとなり度重なる発言に疲弊し呆れているかもしれません。

しかし、普段サイバーファイトグループの試合を見たことのないプロレスファンの耳にも届いたのではないでしょうか。

拳王とDDTの抗争が激化し、面白そうだという情報が。

もしかしたら、大会目的に最も貢献しているのは拳王なのではないでしょうか

 

来るサイバーファイトフェスは6月6日(日)14時から、レッスルユニバースで独占配信されます。

「CyberFight Festival 2021」特設サイト

 

拳王とDDTの抗争は、さいたまスーパーアリーナだけで終わってしまうのか?

それともこの日を境に何かが生まれるのか…

注目のサイバーファイトフェスは遂に明日開催です。