新日本プロレスの秋の祭典「G1クライマックス31」開幕まであと4日。
総勢20人の猛者が優勝を目指して闘う過酷なリーグ戦ですが、最も優勝を期待されているのは12年連続12回目の出場となる内藤哲也でしょう。
現在、当ブログで行っている優勝予想アンケートでも、断トツの支持を集めています。
これまで2013年と2017年の2回G1を優勝している内藤哲也。
2回目の優勝まで4年かかっていますが、3回目の優勝を狙う今年は前回優勝から4年目の年となります。
今年内藤が優勝すれば、4年周期で優勝をするというジンクスも成り立つでしょう。
例年以上に優勝への期待が高いのは、このジンクスが理由かもしれません。
内藤「とりあえず頭を切り替え、『G1 CLIMAX』に集中しますよ。2013年の優勝者、誰か知ってる? その4年後、2017年の優勝者、誰か知ってる? その4年後、2021年、優勝者はきっと……まあその答えはもちろん、トランキーロだけどね」
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しかし、Aブロックのメンバーを見るとかなりハードルが高いと言えるでしょう。
開幕戦からリーグ最終戦まで全9試合、ご覧の選手と対戦するスケジュールになっています。
9・18大阪大会 | ザック・セイバーJr.戦 |
9・23大田区大会 | タンガ・ロア戦 |
9・26神戸大会 | 鷹木信悟戦 |
9・30後楽園大会 | 高橋裕二郎 |
10・3愛知大会 | 矢野通戦 |
10・7広島大会 | KENTA戦 |
10・9大阪大会 | 石井智宏戦 |
10・13仙台大会 | 飯伏幸太戦 |
10・18横浜武道館大会 | グレート・オーカーン戦 |
苦手な相手とも言えるザックと初戦を闘い、2戦目はシングル戦未知数の相手である初出場のタンガ・ロアが相手です。
もしかしたら開幕2連敗もあり得るでしょう。
公式戦3試合目には、早くも現IWGP世界ヘビー級王者の鷹木信悟との試合が実現します。
2年前の同門対決は紙一重で勝利しましたが、2度目のシングルマッチはどんな結末を迎えるのか…
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▷ https://t.co/NTTR5dDF7YMonday Free Match:G1 CLIMAX 29 (2019年8月4日)
「G1 CLIMAX 29」Bブロック公式戦
内藤哲也 🆚 鷹木信悟✅ #njpw #njpwworld pic.twitter.com/dxaX2rQJ2s
— njpwworld (@njpwworld) September 13, 2021
4戦目には、かつてタッグパートナーだった高橋裕二郎と闘います。
対戦相手の裕二郎にとって内藤との公式戦は、最も大事な試合となるでしょう。
真っ向勝負で闘うのか、どんな手を使ってでも勝ちを狙うのか、それとも内藤の古傷に的を絞り潰すことだけに徹するのか…
恐らく、この試合が内藤にとって今G1のターニングポイントになると思われます。
リーグ戦の折り返しの相手は、最も勝敗が予想しにくい曲者矢野通です。
周りの選手の得点状況を考えれば、公式戦5戦目のタイミングでは負ける訳にはいかないシチュエーションとなっていることでしょう。
しかし、2年前の悪夢が蘇るのも事実です。
※2019年のG 1クライマックスで矢野通に3分42秒で敗北しています
公式戦6〜8試合までの3連戦は、試練の終盤戦が始まります。
KENTA、石井、飯伏と3連敗してもおかしくない相手が続き、最も緊張感のある公式戦となるでしょう。
しかもこの3戦は全てメインイベントです。
優勝するには負けられない状況でこの3人と闘うことは、内藤ファンにとっても正念場となるでしょう。
そして、リーグ最終戦の相手は4・26広島大会でもシングルマッチを行ったオーカーンです。
広島大会では勝利したものの、オーカーンのグランドテクニックの前に常に劣勢だったイメージがあります。
恐らく、リーグ最終戦のオーカーンに負ければリーグ突破は不可能でしょう。
天国か地獄か、この一戦が鍵を握るのは一目瞭然です。
最も嫌なタイミングで最もいやらしい相手と闘うことになります。
4年周期のジンクスは成立するのか?
内藤がG1クライマックスを優勝するには、Aブロックを1位で通過する必要があります。
4年周期のタイミングで言えば内藤哲也優勝の年ですが、ここでもう一つ面白いデータを発見しました。
リーグ突破に最も影響を及ぼすだろうリーグ最終戦ですが、内藤が優勝した年と優勝出来なかった年で明暗がくっきり分かれています。
下記はG1初優勝の2013年から昨年までのリーグ最終戦の結果です。
2013年 | ⭕️カール・アンダーソン |
2014年 | ✖️カール・アンダーソン |
2015年 | ✖️天山広吉 |
2016年 | ✖️ケニー・オメガ |
2017年 | ⭕️棚橋弘至 |
2018年 | ✖️ザック・セイバーJr. |
2019年 | ✖️ジェイ・ホワイト |
2020年 | ✖️KENTA |
2014年から2016年の3年間は、リーグ最終戦で負けています。
その翌年の2017年は、リーグ最終戦で棚橋を倒しG1を制しました。
2018年以降、リーグ最終戦は3年連続負けています。
これが内藤の言う“4年周期”の一部ならば、今年のリーグ最終戦は勝利する可能性が高いと言えるのではないでしょうか。
過去3年間、勝てばリーグ突破の可能性があった大事な試合で、悪夢の敗北を味わってきました。
恐らく、内藤ファンも3年間我慢し続けたことでしょう。
果たして、3年我慢して報われる4年目となるのか。
ちなみに私のAブロック1位予想は内藤哲也です。
G1クライマックス星取表はこちら(各大会終了後、最新の星取表に更新します)