全日本プロレスから主力レスラーが2人も退団

野村直矢、岩本 煌史【撮影:koba】
全日本プロレス




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2・5後楽園ホール大会で欠場中の野村直矢が退団発表を行い、翌日の会見で岩本煌史が退団会見を行いました。

共に突然の発表であり、来年旗揚げ50周年を迎える全日本プロレスにとって激震が走ったと言えるでしょう。

共に年内をもって全日本プロレス退団となります。

『長い間欠場してファンの皆さま、心配をかけてどうもすみませんでした。今回大きな怪我をして、いろいろと考えて、そして新たにやりたいことが見つかりました。なので、全日本プロレスを退団させていただきます。待っていてくださった皆さま、突然のご報告、本当に申し訳ありません。

最後に、自分勝手だとは思うのですが、退団前に全日本プロレスでラストマッチがやりたいです。ケジメのラストマッチ、どうかよろしくお願いします』

引用:東スポWEB

 

『岩本はこの選択に至った理由を「プロレスを始める時に自分なりの目標を立てていて、30歳までにそこに行かなければ(将来を)考えないといけないと(思っていた)。新型コロナもあって(30歳の期限を)1年延長して頑張ってみたんですが、その目標にたどり着かなかったということでこの決断に至りました」と説明。具体的な〝目標〟の内容は説明しなかったが、準備が整い次第自身のSNSなどで発表するとした。

 他団体のリングにも上がらずいったんはリングを離れ「一時休業」の形を取る予定で、その期間は「年単位になるんじゃないかと思います」と話す』

引用:東スポWEB

 

長期欠場中の野村直矢が突然の退団

 

野村は全日本でも将来を嘱望されたエース候補。

2019年3月に三冠ヘビー級王座に挑戦した際は、当時王者の宮原健斗をあと一歩のところまで追いつめています。

翌年2月に頚椎椎間板ヘルニアで長期欠場となってしまいましたが、もし怪我さえなければ三冠ヘビー級王者になってきたかもしれない逸材です。

欠場中にいろいろ考え『新たにやりたいことが見つかった』というのが退団の理由とのこと。

まだ体調は万全ではないため退団後すぐリングに立つことはないと思いますが、野村の次の挑戦が何なのか楽しみに待ちたいと思います。

 

岩本煌史は退団後「一時休業」を示唆

 

岩本は全日ジュニアのエースとも言える選手なので、今回の退団はかなり驚きました。

30歳までに目指す目標に辿り着けなかったというのが退団の理由ですが、野村とは違いコンディション万全な岩本が一時休業するというのは少し違和感を感じています。

 

これまで世界ジュニアヘビー級王座を4度戴冠し、団体内には敵がいないとも言える強さを誇る岩本ですが、もしやり残したことがあるならば2019年のジャイアント馬場没20年追善興行でBUSHIに受けた屈辱かもしれません。

全日本のジュニアチャンピオンとして参戦した興行で、当時人気絶頂のロスインゴのBUSHIに毒霧を受け行動不能に。

3WAYマッチで行われた試合は勝敗に関与することなく、BUSHIの引き立て役に終わったとも言える試合でした。

バックステージでもBUSHIから受けた屈辱は絶対忘れないと口にしています。

『オイ!タッグのチャンピオンなんだろ?ひきょうなことすんじゃねーよアノヤロー。あれがアイツらの闘い方か?もう一回やるチャンスは……いまないのかオイ?だったら、俺は訴え続けるよ。どんな小さなチャンスでも、一つのモノに変えてみせるよ、俺は。今日やられたことを絶対忘れないし、俺はね、許さない……!』

引用:新日本プロレス

 

会見で「一時休業」が年単位になると語った岩本。

なぜ明確な目標を持つ選手が、年単位の一時休業という選択をするのか?

もしかしたらマスクマンとなり、来年早々他団体のリングに上がっているかもしれません。

そのリングがBUSHIのいるリングであれば、目的は明確でしょう。

岩本が目指す目標を楽しみにしたいと思います。