三冠戦の連続防衛記録更新ならず!宮原健斗は敗れ五冠王者誕生!

全日本プロレス




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楽園史上最大の三冠戦と謳った、全日本プロレス三冠ヘビー級選手権。

川田利明の持つ連続防衛記録更新を狙うは、プロレス史上最高の男である宮原健斗

対するは前人未到の7度目の三冠戴冠を狙う諏訪魔

どちらも大記録が懸かった大勝負は、新型コロナウイルスの影響で中止も危ぶまれる中、厳粛に行われました。

 

今回の三冠戦は「見えない敵との闘い」という裏テーマもありました。

世間はイベント自粛を続ける中、満を辞しての通常興行再開。

前日にさいたまスーパーアリーナで行われた「K-1 WORLD GP」は自粛要請を受けた中での開催で、多くの非難を浴びています。

 

後楽園ホール大会の朝には、東京都が来月12日まで自粛要請を延長する方向で最終調整を進めていると報道されました。

大会開始直前には、新日本プロレスが3月末に両国国技館で行われるビッグマッチの中止を発表。

開催するべきか、中止すべきか葛藤のあった大会だったと思います。

 

平日の三冠戦に集まった観客は1200人超。

この数字の意味も、後々どんな評価になるのか…

関係者の多くが複雑な気持ちで大会を迎えたことでしょう。

しかし、三冠戦を闘った2人は雑念を感じさせない熱い闘いを披露してくれました。

 

ここまでの成績は、諏訪魔の6勝2敗で大きく勝ち越し

しかし、4連勝した後は互いに連勝できず2勝2敗。

昨年、1年間を通して三冠のベルトを守ってきた宮原にとって諏訪魔越えを公言する為にも、勝たなければならないタイトルマッチだったんだと思います。

 

試合序盤は諏訪魔ペース。

なかなか勝機を見つけられない宮原でしたが、エプロンサイドでのパイルドライバーで形成を逆転します。

試合中盤、ブラックアウトを連発する宮原と、諏訪魔のバックドロップの撃ち合いに。

諏訪魔のラストライドは決まらず、宮原のシャットダウンスープレックスも決まらない展開が続きます。

終盤戦の膝と投げ技の攻防を制したのは、ドロップキックからバックドロップホールドを決めた諏訪魔でした。

 

世間がイベント開催自粛という中で行われた三冠戦ですが、そのムードをプロレス熱で吹き飛ばしたのは諏訪魔の逆境への強さだったのかもしれません。

2011年3月11日に起きた東日本大震災の後に行われた三冠ヘビー級選手権でも、見事防衛を果たした諏訪魔は、今回のタイトルマッチも自分が闘う運命と語っています。

『今回のことで9年前の、東日本大震災のころを思い出したんだよ。あの時も自粛ムードのなか、3冠戦を戦った。俺はこういうタイミングで大事な試合をする運命なのかなってね』

引用:東スポWEB

 

この諏訪魔の勝利で長期政権を築いてきた宮原のチャンピオンロードはストップし、三冠ヘビー級の連続防衛記録更新は樹立しませんでした。

最多7度目の三冠戴冠を達成した諏訪魔の意地が宮原を上回ったのでしょう。

 

これで世界タッグのベルトと合わせて五冠王者に輝いた諏訪魔。

試合後、マイクを握るもチャンピオンカーニバル出場選手が次々現れ決意表明しました。

 

諏訪魔の初防衛の相手はチャンピオンカーニバル優勝者か、このリーグ戦で負けた相手となるでしょう。

記念すべき40回大会には、他団体や海外からも豪華選手が出場します。

宮原健斗のいるAブロックは実力者揃い、諏訪魔のいるB曲者揃い。

中でも注目しているのは、Aブロックにエントリーしているプロレスリング・ノアの杉浦貴

そして、諏訪魔と同ブロックのデイビーボーイ・スミスJr.

新型ウイルス感染拡大防止のため外国人の入国が制限されている状況ですが、どうやらチャンピオンカーニバルには間に合いそうです

スミス本人が自身のTwitterアカウントで、日本へ向けて出発することを明言していました。

『朗報ですが、2020年の全日本チャンピオンカーニバルに参加します。 2週間の検疫ルールが現在続いているため、私は明日出発します。でも大丈夫。日本に戻って来て本当に嬉しいです。頑張ります!!』

 

伝統の春の祭典の開幕は4・6後楽園ホール大会。

まだまだイベント自粛要請は続いている時期ですが、優勝決定戦まで無事完走できることを祈るばかりです。