高橋ヒロムが対抗戦で覇王の名前を出した理由

高橋ヒロム、覇王【撮影:koba】
対抗戦




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の日本武道館大会が終わったことで、1・8横浜アリーナ大会の対抗戦へ向けプロレスリング・ノア(以下NOAH)の選手の挑発が激化しています。

メインイベントのリング上では拳王が新日本の選手を批判。

SNSのファンの反応を見ても、期待値が高まっていることは明白です。

 

一方、新日本プロレスの選手は1月4日と5日の東京ドーム大会に向けて集中していますが、昨年末公開された高橋ヒロムの対抗戦に向けたインタビューがずっと気になっていました

インタビュアーに『対戦したい相手は?』という質問に対して、NOAHジュニアの覇王の名前を出しています。

『覇王選手ですよね、今回シングルで。違う? マジか、変わったのか~! 俺は高橋ヒロムvs覇王がメインイベントって聞いてました。だってノアジュニアっていったら覇王選手ですよね? “覇王がやべえ、最高だ”って情報、入ってきてましたよ

引用:ABEMA TIMES

 

ちなみに覇王を知らない方の為に説明すると、2019年の12月に金剛メンバー加入と同時にNOAHで闘うようになったジュニアの選手です。

NOAHの前は2AWに所属し、「さとうゆうき」のリングネームで活躍していました。

身長160CM台前半と小柄ですが、ここ近年のNOAHジュニアで最も成長した選手だと思っています。

覇王【撮影:koba】

 

なぜ高橋ヒロムは覇王の名前を出したのか?

 

昨年末のインタビューで覇王の名前を口にしたヒロムですが、この時既に対抗戦のカードは発表になっており、対戦相手の金剛の5人に覇王の名前は入っていません。

確かに覇王は実力者ですが、まだGHCジュニアヘビー級王座を戴冠したことはなく、NOAHジュニア顔と言える選手ではないでしょう。

なぜ、NOAHジュニアの顔と言える原田大輔やHAYATAではなく、覇王の名前を出したのかずっと疑問でした。

覇王と闘いたい理由はなんなのか?

そこには知られざる理由があるのでしょう。

過去にどんな接点があったのか調べてみました。

 

高橋ヒロムも覇王の関係

 

結論から言うと、過去2人の接点は見つけられませんでした。

ヒロムの海外遠征中についても調べましたが、覇王と結び付ける情報はなく…

 

その代わり違う選手との接点を見つけました

その選手の名は『剣舞(けんばい)』という選手です。

 

剣舞はみちのくプロレスを主戦場にしていたレスラーで、岩手出身の郷土愛が強いマスクマン。

ヒロムがヤングライオンを卒業した2013年、イギリス遠征中に「トーキョー・トルネード」というタッグを組んでいたのが剣舞です。

剣舞のTwitterの過去投稿に、当時の髙橋広夢との写真が残っていました。

 

実はヒロムと剣舞の関係について、拳王が先週発売の週刊プロレスで語っています。

2013年にイギリスに遠征していた拳王ですが、同大会に出場し剣舞の持つベルトに挑戦したのが、当時ヤングライオンを卒業したばかりの髙橋広夢。

メキシコ遠征に行く前のヒロムは、イギリスで3ヶ月ほど剣舞と一緒に住み、タイトルマッチの後タッグチームを結成したそうです。

そのタッグが「トーキョー・トルネード」であり、ヒロムは剣舞にプロレスを教わっていたとのこと。

 

ヒロムがリスペクトしているだろう剣舞ですが、今現在どこで何をしているかは不明です

しかし、身長は160CM台前半でマスクで隠れていない部分が覇王に似ているような気がしないでもないですが…

 

恐らく、ヒロムは剣舞の正体を知っているのでしょう。

イギリスの狭い部屋で衣食住を共にしていたということですから、マスクの下の素顔を見ている可能性はあります。

ヒロムは覇王を剣舞だと思っているかどうかは不明ですが、もしそうなら8年振りの再会を望んでいるはずです。

 

ヒロムが対戦を熱望する覇王は、なぜ対抗戦メンバーに選ばれなかったのか?

 

残念ながら1・8横浜アリーナ大会での対抗戦に、覇王が出場することはありません。

それでもセコンドに付く可能性はあるでしょう。

 

しかし、ヒロムがシングルマッチを熱望する覇王が、なぜ対抗戦に組まれなかったのか疑問が残ります。

恐らく、その答えは1月8日以降に分かるのでしょう。

プロレスにおける“点”は、常に“線”になる可能性を秘めています。

ヒロムがNOAHのリングに上がるのか、それとも覇王が新日本のリングに上がるのか…

 

広夢が剣舞に再会できることを期待したいと思います。