対抗戦で闘うSHOと小峠篤司の過去の因縁

小峠篤司、SHO【撮影:koba】
対抗戦




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日本プロレスとプロレスリング・ノア(以下NOAH)の対抗戦全カードが発表になりましたが、皆さんはNOAHの選手をどのくらい知っていますでしょうか?

普段NOAHの大会を見ていない方でも丸藤正道、潮崎豪、杉浦貴、中嶋勝彦、拳王など知っている名前は多いと思います。

 

一方でNOAHジュニアの選手がどれ程認知されているかは不透明です。

もしかしたら、ヘビー級の選手ほど知られていないのかもしれません。

 

そこで、NOAHジュニア選手を簡単にご紹介したいと思います。

【正規軍】

原田大輔小峠篤司大原はじめ、宮脇純太、矢野安祟、藤村加偉

【スティンガー】

小川良成HAYATA吉岡正起、進祐哉

【金剛】

覇王、仁王、タダスケ亜烈破

【ペロス・デル・マル・デ・ハポン】

NOSAWA論外、Eita、YO-HEY、鈴木鼓太郎、日高郁人

※対抗戦に出場する選手は名前を赤字にしています

 

正規軍は新日本でいうところの本隊、スティンガーはNOAHジュニアの象徴である小川良成を中心とした実力者集団。

金剛は2019年に拳王が立ち上げた反体制ユニット、ペロス・デル・マル・デ・ハポンはNOAHマットにドラゴンゲートのEitaを登場せたNOSAWA論外が結成したユニットです。

ペロスに誕生の詳細はこちらにまとめてあります。

 

SHOと小峠篤司の因縁

 

過去に遡ると両団体の因縁は沢山ありますが、今回の対抗戦で唯一組まれたシングルマッチ(ダークマッチ除く)で闘うSHOと小峠にも因縁があります。

2015年に開催されたグローバル・ジュニア・ヘビー級リーグ戦にエントリーしたSHO。

正確にはヤングライオン時代に田中翔として出場していました。

 

グローバル・ジュニア・リーグでは別ブロックになりましたが、前哨戦のタッグマッチで闘った翔は小峠に完敗しています。

リーグ戦の前日会見に参加した翔は小峠へのリベンジを公言していました。

『この前の川崎大会で、タッグ戦だったんですけれど、石森選手と小峠選手、すごいボコボコにされただけだったので、決勝でそのリベンジを果たしたいと思います』

引用:新日本プロレス

 

結果、翔は1勝5敗でリーグ戦敗退。

一方、小峠は4勝2敗でリーグ戦を1位突破し優勝決定戦に駒を進めました。

悔しい結果に終わった翔は小峠へのリベンジのチャンスを待っていたでしょう。

 

あれから6年以上月日が経ち、SHOは新日本ジュニアで確固たる地位を確立しました。

シングルのベルト戴冠こそないものの、昨年は当時NEVER無差別級王者だった鷹木信悟タイトルマッチで対戦。

鷹木を追い詰めるほどのベストバウトを繰り広げ、実力は誰もが認めるところです。

 

一方の小峠もGHCジュニアヘビーのベルトを3度戴冠する実力者。

年齢では小峠が4つ上ですが、プロレスキャリアではさらに経験に差があります。

成長した翔との対戦を楽しみにしたいところでしょうが、当時の翔は存在せず、今はマーダーマシーンと化したSHOしかいません。

 

ダークマッチ以外で唯一組まれたシングルマッチに、NOAHの小峠は相当気合が入っていると思います。

NOAHジュニアをアピールするため、真っ向勝負でねじ伏せたいところですが、SHOがどんな闘い方するのか…

 

点で終わるとは思えない新日本とNOAHの対抗戦。

SHOと小峠の新たな因縁が生まれることは間違いないでしょう。