前売りチケットも追加チケットも完売し、満員の7000人強の観客で埋め尽くされた、レッスルキングダム横浜アリーナ大会。
新日本プロレスとプロレスリング・ノア(以下NOAH)の対抗戦は、大成功でと言える反響だったのではないでしょうか。
殺伐とした雰囲気ではなく、コラボ興行とも言える充実感が勝る内容で、NEXTを感じられることができた対抗戦でした。
「これが本当の“プロレスのチカラ”」
ノアとの対抗戦、メインは大奮戦の清宮にオカダが激勝!!
最後は棚橋と豪華マイクリレー!!
【1.8横浜アリーナ結果】
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) January 8, 2022
NJPW WORLDとレッスルユニバースでの後日配信は、約1週間後とアナウンスされています。
ABEMA PPVは1月13日(木)23:59まで購入できるとのことなので、後日配信は14日以降ということなのでしょう。
まだ配信を見ていない方で、後日配信が待てないという方は、お得にチケットを購入できるABEMAプレミアム登録(2週間の無料期間あり)をお勧めします。
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レインメーカーを体感しレベルの差を感じた清宮海斗
そもそも今回の対抗戦の火種になったのは、1年7ヶ月前に清宮海斗が口にした『レインメーカーを体感したい』発言です。
タッグマッチながらオカダカズチカとの初対決が叶った清宮ですが、レインメーカーの背中は思っていた以上に大きかったのではないでしょうか。
善戦した清宮でしたが、最後はオカダのレインメーカーで3カウントを奪われ、試合後は悔しさの泣き崩れてしまいます。
ファンが見えている以上に、清宮はオカダとの差を痛感したのかもしれません。
泣き崩れ起き上がれない状態の清宮に対し、オカダは容赦なく罵倒します。
『こんなんで泣いたんじゃねーぞ、コラ!さっさと帰れ!』
対抗戦の中で最も殺伐とした雰囲気は、この場面だったのかもしれません。
リングに残ったオカダと棚橋弘至によるマイクリレーは多幸感を生み、豪華な横浜アリーナ大会は幕を閉じました。
対抗戦という特別な興行が年に複数回行われるとは思えませんが、また実現して欲しいと思ったファンは多かったんだと思います。
オカダカズチカの口から意外な提案
バックステージでも泣き崩れコメントを残せなかった清宮に対し、オカダはさらに辛辣なコメントを残しました。
『まぁね、武藤さんともやることができましたし、それは僕にとってもそうですし、武藤さんにとっても「オカダと戦えた」っていういい記念になったんじゃないかなと思います。ただね、清宮……“選手”だったけど、もう清宮“君”かな。呼び捨てにもできないレベルで。ホントにね、メチャメチャ悔しいと思いますよ。でもこれが、実際の差。「新日本プロレスのお客さんを持って帰る」って言ってましたけども、アレじゃ持って帰れないだろうと』
引用:新日本プロレス
一方で、オカダの口から予想外のコメントも残しています。
『まぁ悔しいなら、新日本プロレスに来ればいいしね。いいじゃん、またノアに戻ればいいんだから。海外修行のように、何年か上がって、自信がつけば、またノアに戻る。そんぐらい、俺はしてもいいと思うけどね。そうしないと、いつまでもノアの中で育って、ノアでトップになれるかもしれない。でもいざプロレス界、外に出てみたら、海は広いなと。それぐらい、差があったと思います』
引用:新日本プロレス
オカダの提案は新日本で鍛え直したらいいう助言ですが、『海外修行のように何年か上がって』となると、勧誘レベルの話しです。
オカダの感覚ではそのぐらいの期間の修行が必要という意味合いなのでしょう。
対抗戦はあくまで“点”であり“線”になる可能性が高いと思っていましたが、これが実現すれば“線”どころではありません。
清宮の長期参戦が実現することになります。
仮に清宮海斗が年単位で不在になれば、NOAHにとっては大きな損失でしょう。
一方で、清宮を日本プロレス界のスーパースターに育てるなら、オカダの提案は間違いではないのかもしれません。
NOAHの大黒柱とも言える潮崎豪が、今年負傷箇所の手術で約9ヶ月欠場しました。
ヘビー級のメインイベンターを1人欠いた状態のNOAHでしたが、戦力ダウンの状況を感じさせない興行を続けることに成功しています。
確かに今回の対抗戦だけでは、両団体のファンが多少増える程度のことでしょう。
新日本のファンをNOAHに連れて帰るのなら、清宮が新日本にどっぷり浸かり、多くのファンを虜にする必要があります。
清宮のあの発言からオカダの仰天提案になるとは想像もつきませんでした。
これが実現するかどうかは分かりませんが、NOAHがどんな回答をするかは非常に気になります。
そしてオカダを体感した清宮が、今何を考えているのか…
明日だな
俺自信が1番ノアを信じてきたから
新日本より劣ってるとか、下だとかそう言うものは覆すぞ
俺達の戦いが1番なんだって、俺が見せるhttps://t.co/s8gNtmcjHo#njpw #noah_ghc #プロレスのチカラ #ABEMA pic.twitter.com/slGRCUSwVS— 清宮 海斗 (@noah_kiyomiya) January 7, 2022
恐らく後日、再度新日本とNOAHの合同の会見が行われるでしょう。
その時、大張社長と武田取締役からどんなビジョンが発表されるのか…
想像もしていなかった展開になることを期待しています。