ベルトを超越した存在と言えば、2年連続プロレス大賞MVP、Numberプロレス総選挙2年連続1位、新日本でもっとも人気がある…
内藤哲也
ベルトの保持に関わらず次から次へと対戦相手が現れ、他のタイトルマッチがあっても内藤のシングルマッチがメインを飾ってしまう…
ベルトを超越する存在と言われても、納得してしまう説得力があります。
そして、最近また新日本のベルトを超越しそうな存在が現れました。
それは…
ゴールデン☆ラヴァーズ(以下G☆L)
先日の後楽園ホールで行われた石井&オスプレイとのスペシャルタッグマッチ。
会場でみた私も、NJPWWORLD(ライブ&オンデマンドサービス)で見たあなたも、あの試合の内容に興奮したことでしょう。
最強の4人が繰り出すプロレスリングに歓喜し、またケニーと飯伏の絆を感じ、2人が試合を楽しむ姿に尊さを感じたのではないでしょうか。
あれだけの試合をしたのに、タイトルマッチでは実現しないカードです。
なぜかって、階級が違うから。
最強の名を手に入れるため、G☆Lのベルト奪還を望む方は多いと思います。
しかし、IWGPタッグのベルトを獲得してしまったら、タイトルマッチ以外でタッグの試合を組むことが難しくなくなってしまいます。
誰とでも、どんな場所でも、二人が闘う姿を見たいとは思わないでしょうか?
今回のスペシャルタッグマッチはケニーと石井の前哨戦、そして飯伏とオスプレイの今後の展開を左右する為に組まれたカードです。
しかも、IWGPヘビー級選手権直前の大阪大会でも組まれています。
1500人規模の大阪市中央体育館(サブアリーナ)は、G☆L見たさに札止めになることでしょう。
タイトルマッチはベルトをかけて闘うという分かりやすさと説得力で、盛り上がること間違いありません。
しかし、G☆Lの試合が組まれたらタイトルマッチ同等以上に期待するファンも多いでしょう。
私はG☆LがIWGPタッグのベルトを巻く必要はないと思います。
ベルトなどなくとも最強の2人であることに、変わりはありません。
最強の強さを求める闘いは、他のタッグチームに譲りましょう。
自由な翼を持つ2人が、自由に試合をするからこそファンを魅了するのだと思います。
ベルトを超越した2人が、いろんな相手とスペシャルタイトルマッチを行う。
棚橋&KUSHIDA、鈴木みのる&デスペラード、タマ・トンガ&ファレ、EVIL&ヒロム…etc
G☆Lのタッグマッチは、今の新日本プロレスにおいてもっとも贅沢なカードかもしれません。
ふたりの関係がこれからもずっと続くことを星に願って…