プロレス界で最も過酷なリーグ戦「G1クライマックス」開幕まで、あと3日となりました。
22年振りとなる4ブロック制のリーグ戦に加え、史上初となる28選手がエントリー。
初出場5選手と豪華であり、リーグ1位同士で決勝トーナメントが行われる今夏のG1は、盛り上がらないはずがないでしょう。
灼熱の激闘を僅か数日で手にすることができます。
今年もオリジナルの星取表を4リーグ分作成しました。
下記ページで大会終了後更新するので、最新星取表をチェックしたい方はこちらをチェックしてください。
今年は4ブロック制となったG1ですが、個性がはっきり分かれている点がポイントでしょう。
どのブロックも楽しみですが、異彩を放っているのはDブロックと言えるかもしれません。
実力者、曲者、因縁の対決など、様々な要素が組み合わされた同ブロックですが、中でも気になるのは唯一のジュニア戦士として出場したエル・ファンタズモです。
ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアに出場していた時から、ジュニア王者としてG1覇者になることを宣言していました。
ファンタズモ「最高の戦いを繰り広げ、最後に勝つのはもちろんこの俺だ! IWGPジュニアシングルのベルトを巻いて、この俺が『G1 CLIMAX』参戦だ。エル・ファンタズモ、ELP、HEADBANGAが、ジュニアのチャンピオンが『G1』を優勝するという、前代未聞の偉業を成し遂げる」
全文https://t.co/nbs58gZ0VA pic.twitter.com/wTVVeJSGAS
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) May 17, 2022
ここで気になるのが、ファンタズモの階級でしょう。
過去3度、石森太二とジュニアタッグ王座を戴冠したファンタズモはジュニアのトップレスラーです。
一方でジュニアのシングルのベルトはまだ巻いたことがありません。
G1出場を機にヘビー級転向の可能性もあると思っていましたが、本人の口からは明言がありませんでした。
もし、ファンタズモがヘビー級に転向するなら、石森とのタッグは解消されることになります。
新日本プロレスから公式にヘビー級転向を紹介
先日、各ブロックの選手紹介PVが公開となりましたが、実はPV内でファンタズモがヘビー級に転向したと紹介されていました。
『瞬時に仕留める凶器を携え、ヘビー級に転向した狂気の男が真夏の祭典をかき乱す』
公けに公開されたPVなので、未確認情報が流されることはないでしょう。
少なくとも新日本サイドとしては、ファンタズモのヘビー級転向は既成事実ということになります。
新日本参戦当初に比べ、最近は身体の厚みが増したファンタズモ。
左の写真が2019年5月の写真、右が2022年5月の写真です。
最後に公の場に姿を現したのは、6月27日に行われたAEWxNJPW合同興行です。
7月16日に開幕するG1クライマックスで、ファンタズモはリーグ戦の公式戦を控えています。
約20日間で大幅にビルドアップしているとは思えませんが、ヘビー級としてG1に望むならそれ相当な準備をしていることでしょう。
しかも、相手はあのウィル・オスプレイ。
フォンタズモが初めて新日本に登場した福岡大会では、対戦相手だったオスプレイは直接ファンタズモから3カウントを奪われてます。
当時、ジュニアだった2人がヘビー級再びライバル関係を築くことになりそうです。
重要なG1初挑戦となる試合で、どんな闘い方を見せるのか。
ファンタズモが今年のG1の要注意人物になることは間違いないでしょう。