G1クライマックスが開幕し、ABブロック共に2試合づつ公式戦が終わりました。
Aブロックトップは、開幕から2連勝しているオカダカズチカ、ランス・アーチャー、KENTAの3人。
Bブロックトップは、ジュース・ロビンソン、石井智宏、ジョン・モクスリーが好発進しています。
逆に連敗スタートとなってしまったのは、なんと優勝候補にも上がっていた選手達です。
Aブロックは棚橋弘至、飯伏幸太、ザック・セイバーJr.が連敗。
Bブロックはジェフ・コブ、内藤哲也、ジェイ・ホワイトが連敗となり、2連敗がある種のトレンドになってしまいました。
本日から始まる後楽園3連戦では、ランスとKENTAの2連勝対決、石井とモクスリー の2連勝対決が控えています。
【完売御礼!】
本日開催の後楽園大会は全席完売となりました!
当日券の販売はございませんので、あらかじめご了承ください。撮影会は後藤洋央紀!試合前サイン会は柴田勝頼!
展示場売店は17時より開始!⇒https://t.co/M9m0jdbHNo#g129 #njpw pic.twitter.com/2KR3U333Hd
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 18, 2019
そして、昨年優勝した棚橋は初勝利を懸け、同じく未勝利のザックと対戦。
つまり、負けた方が悪夢の3連敗を喫するということです。
2連敗した選手にとっては正念場の公式戦となりますが、過去のG1を振り返ると意外なデータが残されていました。
それは、2013年のG1クライマックス。
新日本の中心選手であり優勝候補だった4人が、開幕2連敗スタートしています。
その4人とは…
棚橋弘至、オカダカズチカ、内藤哲也、中邑真輔
他にも天山広吉と矢野通も2連敗スタートしたので、状況は今年と似ています。
しかも、2013年はABブロックとも2連敗スタートした棚橋と内藤がリーグ戦をトップで通過し、優勝決定戦へ駒を進めました。
そして、この年初優勝を果たしたのが内藤哲也です。
2連敗しても優勝決定戦に駒を進められたのは、リーグが混戦になったから。
開幕2連敗した内藤は、3連勝したのち2連敗し最終的には5勝4敗という成績でリーグを突破。
内藤が所属してBブロックには、勝ち点10が6人も並ぶ稀な展開になりました。
しかも、2013年の飯伏はまだジュニアヘビー級。
当時新日本に在籍していたプリンス・デヴィッドもジュニアだったので、2013年のG1もジュニアの選手が2人参戦していたことになります。
これも今年のG1との共通点と言えるでしょう。
例年より実力が拮抗している、今年のG1クライマックス。
リーグ最終戦まで、多くの選手が勝ち点で並ぶ可能性が高いと思えます。
2013年と2019年の共通点…
▪︎優勝候補2連敗
▪︎ジュニアの選手が参戦
▪︎混戦
両ブロックとも混戦になるかどうかは分かりませんが、2連敗という結果は縁起が良いのかもしれません。
あくまでデータ上で似ているというだけかもしれませんが、選手にとってはプジティブに捉えられることでしょう。
大事なのは本日から始まる後楽園大会3連戦で、初勝利と勝ち点2を得ること。
棚橋と飯伏が勝利すれば、勝ち点以上に優勝決定戦進出に近づいたと言えるのかもしれません。
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飯伏は左足首の状態が不安ですが、対戦するウィル・オスプレイも首の負傷で北海道大会を欠場していました。
2人とも本来の持ち味を発揮できないかもしれませんが、今できることを100%発揮してくれることでしょう。
ザックと闘う棚橋は、歴史的興行となったマディソン・スクエア・ガーデン大会で屈辱のギブアップ負けを喫したリベンジを果たさなければなりません。
前哨戦での膝の悪化が気になりますが、絶体絶命のピンチで勝利を手繰り寄せることができるのは、エースと呼ばれる男以外いないでしょう。
今夜の試合で、エースと呼ばれる所以を遺憾なく発揮してくれると信じています。
GO ACE !