今年のG1クライマックスの最多メインイベンターは…

G1クライマックス出場選手【撮影:koba】
真夏の祭典『 G1 CLIMAX 』




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1クライマックス開幕まであと1日と迫り、明治記念館では久しぶりに記者会見が行われました。

過酷なリーグ戦の前には必要な儀式とも言えるでしょう。

今大会を秘めた想いを肉声で聞ける唯一のチャンス。

残念ながらフライトトラブルの影響で全員参加とはなりませんでしたが、出席した選手が各々意気込みを語っています。

未視聴の方は是非ご覧ください。

 

今年のG1は4ブロック制の為、例年に比べ公式戦が3試合少ない6試合。

決勝戦まで含めると合計8試合の公式戦数になります。

例年なら次の公式戦まで1大会だけタッグマッチなどを挟みますが、今年は公式戦と公式戦の間が人それぞれ間隔が違うのが特徴です。

自ずと1選手がメインイベントを務める回数も減り、分散されることになります。

 

今年のG1で最もメインイベントを務める選手は…

 

今年は全20大会ありますが、リーグ最終戦を含む日本武道館大会3連戦以外の17大会のみ試合順が決まっています。

毎年IWGPヘビー級王者にメインイベンターが片寄る傾向にあると思いますが、今年はどうなっているのか?

一大会づつ調べてみたら、意外な結果となりました。

【メインイベント出場数1回】

ジェフ・コブ、タマ・トンガ、ザック・セイバーJr.、ジョナ、タイチ 

【メインイベント出場回数2回】

オカダ・カズチカ、鷹木信悟、ジュース・ロビンソン、後藤洋央紀、石井智宏、ジェイ・ホワイト、デビッド・フィンレー、EVIL、ウィル・オスプレイ、KENTA

【メインイベント出場回数3回】

該当者なし

【メインイベント出場回数4回】

内藤哲也

【メインイベント出場回数5回】

棚橋弘至

 

現IWGP世界ヘビー級王者のジェイ・ホワイトではなく、前IWGP世界ヘビー級王者のオカダカズチカでも、IWGP USヘビー級王者のウィル・オスプレイでもありませんでした。

AEWxNJPW合同興行でメインイベントを務めた棚橋弘至が最も多い5回、次いで多いのが現在タイトルを保持していない内藤哲也の4回という結果です

しかも棚橋の場合、公式戦初戦以外は全てメインイベントを飾ることが決定しています。

21回目のG1出場となった棚橋が、21年目のG1で最もメインイベントを多く務めるというのは、逸材を越えるスーパースターはまだ現れていないと言えるのかもしれません。

 

この結果を見て気付いた方もいると思いますが、棚橋も内藤も同じCブロックになります。

つまり、Cブロックの選手のメインイベントを務める回数が多いということです。

ブロックごとのメインイベント回数も調べましたが、ご覧の様な差のある結果となりました。

【メインイベント試合数】

Aブロック 2試合

Bブロック 3試合

Cブロック 8試合

Dブロック 4試合

 

試合順が決定している17大会の内、8大会はCブロックの選手がメインイベントを務めるという結果になりました。

平たく言えば、棚橋と内藤が公式戦に出場する大会は殆ど2人がメインイベントを務めるということです。

先日の戦略発表会で“どこかのオーナー”が、コロナ禍の大会を『ブーイングしたくなるような試合ばっかりだった』と語りました

今年のG1クライマックスが、ブーイングしたくなるような大会で終わるか、歓喜の拍手で終わる大会になるかは、棚橋と内藤の2人にかかっているとも言えるでしょう

 

今回のG1は4ブロック制ということもあり、かなりイレギュラーな大会になります。

シリーズ前半戦は各ブロック1試合づつしかない上に、試合間隔は選手によってバラバラ。

毎回星取表を見ないと、ブロック突破の有利不利も見えにくいでしょう。

今年も当ブログではオリジナル星取表を作成しました。

また、星取表以外にも全ての公式戦を網羅できるよう一覧にしています。

各大会の試合開始時間も一目で分かるので、是非ご活用ください。(工事中でしたが遂に完成しました)

 

34日間で20大会ある今年のG1は、移動日が最大2日間なので、長くても中2日で公式戦が見られることになります。

遂に始まる3年振りの真夏のリーグ戦。

最近雨の日も多いですが、G1の熱い闘いで灼熱の夏が戻ってきそうです。