高橋ヒロムが語った内藤哲也戦実現後にロスインゴにいる意味

高橋ヒロム【撮影:koba】
備忘録




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月24日と言えば高橋ヒロムのデビュー記念日であり、12年前、新木場1st RINGで同期の三上恭佑と対戦した日であります。

ちなみに、レフリーの佐藤健太さんも同日デビュー。

入門当時は格闘技のバックボーンがなく「練習生の練習生」として仮合格だったといいます。※Wikipedia参照

一方で格闘技経験がなくても突出すべきものがあれば、プロレスラーになれるということをヒロムが証明した12年間になりました。

格闘経験がなくプロレスラーに憧れる少年にとって、ヒロムは希望の星と言えます。

 

9月5日から始まる新シリーズ「バーニング・スピリット」は、フル回転でシリーズに臨むヒロム。

一方で現在はベルトに絡むことなく、テーマを探すシリーズになるでしょう。

9・6後楽園ホール大会ではメインイベントで鷹木信悟とタッグを組み、KENTA&エル・ファンタズモ組と対決します。

ヘビー級の3人に囲まれたヒロムが、ジュニアの選手をとして何を魅せるのか。

今のヒロムにとって重要な一戦となりそうです。

 

高橋ヒロムが語った内藤哲也戦が実現した後の未来

 

なぜ9・6後楽園ホール大会のメインイベントが重要かと言うと、ヒロムの中でまだ「ジュニア級・ヘビー級問題」に疑問が残っているから。

100キロ以上の選手がヘビー級という規定に対して、新日本プロレスでは100キロ未満の選手もヘビー級として闘っています。

この曖昧な状況に、ジュニアが軽視されているのではないかと疑問を持つヒロム。

今夏のG1クライマックスでヘビー級に転向したファンタズモですが、恐らく未だに100キロ未満でしょう。

新日本の公式サイトの選手プロフィールでは、KENTAも100キロ未満になっています。

 

以前、ヒロムが口にしたジュニアとヘビー級の問題」ですが、実は先日放送された「新日ちゃんぴおん。」で熱く語っていました。

他にもプロレスに対して熱い話しを語ったヒロムは、実現しなかった内藤哲也とのシングルマッチに付いても言及しています。

(『ロスインゴに対する想い』という質問に対して)

ヒロム『そんなロスインゴに対するアレはないですね。ホントに内藤さんと早く試合がしたいなと。逆に内藤さんと試合しちゃったら、どういう気持ちになっちゃうんだろうというのはありますね。(ロスインゴに対する)気持ちが終わっちゃう気がするのが怖いというのがあります。燃え尽きちゃったら怖いなというのがあるんですよね。ロスインゴとして

三谷『燃え尽きたら逆にどうなるんですか?』

ヒロム『いや、分かんないです。内藤さんとの試合終わっちゃったら、俺ロスインゴにいる意味ってなんなんだろうって思っちゃうんですよね

三谷『(内藤さんと)試合しないでください』

引用:新日ちゃんぴおん。

 

2020年3月の旗揚げ記念日大会でスペシャルシングルマッチが組まれていたヒロムと内藤。

コロナ禍により大会自体中止になってしまいましたが、2年以上経った今でもこの一戦は実現していません。

内藤と早くシングルマッチをしたいと語ったヒロムですが、内藤戦が終わってしまったらロスインゴにいる意味について疑問を感じているようです

ファンにとってヒロムと内藤とセットであると同時に、ヒロムとロスインゴもセットであることでしょう。

ロスインゴではないヒロムを想像することはできませんが、ヒロムにとっても内藤戦後もロスインゴにいる自分が想像できないのかもしれません。

ヒロム『俺はロスインゴに入った理由として、最初っから言ってるのが内部にいて内藤さんとやりたい。内藤さんの近くでいて、内部にいれば内藤さんとタッグであたることもないないんで、俺は一番最初に内藤さんとやるんだったら、シングルマッチ以外イヤだと

もし自分がCHAOSだとか本隊だとか他のユニットだったらタッグマッチで当たっちゃうから、それだけはイヤなんですよ、絶対。どんなことがあっても避けたかったんですよ。ホントに一番最初に内藤さんとやることと、EVILとやることだったんですよ。EVILはアレですし、自分もシングルやりましたけど、あとは内藤さんだけなんですよね。そうなった時に内藤さんとシングルやってしまったら、俺はロスインゴに対してどういう風に思ってしまうんだろう。ロスインゴにいる意味あるのかなって思ったりしちゃうのかなっていうのが怖いですよね

三谷『辞めましょう。シングルやるの』

引用:新日ちゃんぴおん。

 

内藤とのシングルマッチが実現してしまったら、ヒロムにどんな感情が芽生えるのか。

それだけ内藤とのシングルマッチは重要な一戦であり、そこが1つのゴールなんだと思います。

 

ジュニアヘビー級王者としてヘビー級のベルト戴冠を夢見る高橋ヒロム。

内藤哲也とのシングルマッチ実現も、ジュニアとしてヘビー級王者へ挑むことも、近い内に実現させたいのでしょう。

プロレスラーとして13年目を迎えるヒロムの中に生まれた様々な葛藤。

悩みも嫉妬も怒りも葛藤も、全てレスラーの糧として高橋ヒロムを成長させてくれるでしょう。

今後どんな活躍を魅せるのか、ますます目が離せなくなりました。