デビッド・フィンレーが語ったジュース・ロビンソンへの想い

デビッド・フィンレー、ジュース・ロビンソン【撮影:koba】
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のG1クライマックスに初出場を果たし、最も印象を残したレスラーと言えばデビッド・フィンレーと言えるでしょう。

野毛道場育ちのフィンレーはなかなかチャンスに恵まれず、コロナ禍の影響もあり、G1に初選出されるのに7年もの月日を要しました。

 

過去を振り返れば、元パートナーのジュース・ロビンソンと様々なタッグ王座を戴冠。

タッグプレイヤーとして十分な実績を残してきたフィンレーがシングル王座初戴冠を目指し、9・25神戸大会でウィル・オスプレイの持つIWGP USヘビー級王座に挑戦します。

 

フィンレーが語った元相棒への想い

 

シングルプレイヤーとして今後の活躍が期待されるフィンレーですが、新日本グローバルTwitterアカウントで海外メディアによるインタビューが紹介されました。

下記はそのインタビューの翻訳になります。

フィンレーとジュース・ロビンソンとの試合は名勝負で、両者の深い歴史に根付いたものであった。

『あの試合は、初めて一緒に道場に行った日から出来上がっていたんだ』とフィンレーは言いました。

『7年間、ジュースとは一緒に同じ道を歩んできた。俺たちは一緒にWORLD TAG LEAGUEを獲得した。インパクト・レスリングの世界タッグ王座も戴冠した。一時はIWGPヘビー級タッグ王者にもなったんだ。ジュースと俺は、たくさんの辛いことを一緒に乗り越えてきたし、彼を兄のように慕っていたんだ

そんなある日、ジュースは引退すると言ったが、その1ヵ月後には引退の代わりにバレットクラブに加入していた。結果、彼はIWGP USチャンピオンを3度目の挑戦で獲得した。そしたら彼は俺を足手まといだと主張し、彼の最大の功績は俺とタッグを組んでやったことだと言い出した。俺はジュースの影に隠れていることにうんざりしていたので、この発言は自分を奮い立たせることができたんだ。俺は常にジュースより優れていると信じていたし、後楽園で彼を倒したときにそれを証明することができた』

引用:PWTORCH

 

ジュースとはタッグチームとして完成し信頼できるパートナーであったと思いますが、シングルプレイヤーとしても活躍する姿に嫉妬もあったことでしょう。

ある意味、ジュースがフィンレーとの関係を断ち切ったことにより、独り立ちできたとも言えます。

 

フィンレーのG1の成績は3勝3敗。

この3勝は鷹木信悟、オスプレイ、ジュースから勝ち得ています。

リーグ戦の成績だけ見ればイーブンの結果ですが、成績以上の価値ある勝利だったことは明白です。

 

今後、ジュースとのライバル関係は勿論、オスプレイやジェイ・ホワイトとの物語も加熱することでしょう。

野毛道場で育った外国人レスラーの中でも苦労人と言えるフィンレーが、これから輝かしい未来を切り拓けることを願っています。