東京ドーム大会のファン投票開催の鍵を握るのは中邑真輔か

中邑真輔【撮影:koba】
“独り言考察”




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のプロレスリング・ノア(以下NOAH)有明アリーナ大会で、驚くべき発表がありました。

それは元新日本プロレスの現WWEスーパースターの中邑真輔が、NOAH元日日本武道館大会に参戦するという発表です。

対戦相手はグレート・ムタ。

2023年幕開けに相応しいドリームカードが実現しました。

 

この発表に歓喜したのはNOAHファンだけではないでしょう。

イッテンイチに中邑が来日するなら、イッテンヨンにも参戦するはずというのが新日ファンの願いです

 

来年の東京ドーム大会は3年続いた2DAYSを辞め、2019年以来となる1日限りの開催になります。

まだ対戦カードは2試合しか発表となっていませんが、豪華なカードが組まれることでしょう。

今週末に控える大阪大会では、ウィル・オスプレイ対内藤哲也のIWGP USヘビー級選手権も行われます。

この試合の勝者がUSヘビーの王者として来年の東京ドーム大会に参加することになるはずです。

 

そして、同じタイミングで挑戦者も決まる可能性が高いと思われます。

日曜のNOAH有明アリーナ大会で中邑のイッテンイチ出場を発表したのですから、勝者が中邑の名前を出しても違和感はないでしょう。

早速、現王者のオスプレイが中邑参戦に反応しました。

“真輔はインターナショナル王座が無くなったことに腹を立ててNOAHに行ったんだ。

みんな、このふざけたことを始めた内藤の強欲さを責めろよ。

すまない、興奮し過ぎて「インターコンチネンタル」と表示し損ねた。

相変わらず内藤はアホだけど”

 

東京ドーム大会のファン投票開催の鍵を握るのは中邑真輔か

 

オスプレイがインターコンチネンタルの名前を出し、元日に中邑真輔の来日が決まり、内藤哲也は東京ドーム大会のメインイベンターを諦めていません。

そして、G1クライマックスを制しジェイ ・ホワイトの持つIWGP世界ヘビーに挑むのはオカダカズチカです。

この全てのピースが整った状況で起こりうるのは、ファン投票の有無でしょう。

 

2013年11月11日、新日本プロレスは翌年の東京ドーム大会の対戦カード発表記者会見を開き、「オカダカズチカ vs 内藤哲也」のIWGP戦と「棚橋弘至 vs 中邑真輔」のインターコンチネンタル戦の試合順をファン投票で決めることを発表しました

『続きまして、ダブルメインの2試合ついてなんですけど、IWGPヘビーはもちろん、新日本プロレスの頂点のベルトでございます。またその一方で、棚橋・中邑という両選手は、今日の新日本プロレス復活の歴史において、非常に重要な存在の2人であります。IWGP王者対「G1(CLIMAX)」チャンピオン、これはまぎれもなく最高峰を決める闘いです。ただ、今日のこの最高の空間を作ったのは、菅林(直樹)現会長を筆頭に、10年間死にものぐるいで日々闘い、新日本プロレスをここまで復活させた選手であり、またそれを支えてくれたファンの方たちだと思っております。その中で、誰もが認める重要な立役者である棚橋選手・中邑選手が闘うということは、会社におきましても、お客様におきましても、非常に思い入れのある新日本プロレス最大の看板カードであることは間違いございません。

大変申し訳ございません。私はこのダブルメイン2試合を、ただのダブルメインということで片づけることができません。IWGPヘビー級選手権試合オカダvs内藤、IWGPインターコンチネンタル選手権試合・中邑vs棚橋、どちらが2014年1月4日東京ドームの最後を締めるのにふさわしいかを、この2つの試合の試合順をファンの方に決めていただきたいと思っております。ここは、ネットでのファン投票という形で決めさせていただきたいと思っております。ファンの皆様は、ホームページなどをご覧いただいて、熱い思いをぶつけていただければと思っております』

引用:新日本プロレス

 

インターネットによる投票は3万票超。

結果、約1万票差をつけ「棚橋弘至 vs 中邑真輔」戦がダブルメインイベントの最後の試合を獲得しました。

残念ながらオカダと内藤は実質セミで試合をしています。

 

11・5大阪大会で行われるUSヘビー級選手権の勝者が、中邑真輔をドームの挑戦者に指名する可能性はあるでしょう。

オスプレイにとってはWWEのスーパースターと闘えるチャンスであり、改めて世界最高峰の選手であることを証明するチャンスでもあります。

もしくは中邑自らUSヘビー挑戦に名乗りをあげるかもしれません。

以前、中邑は旗揚げ50周年イベントに参加したい意思を示していました。

 

来年の東京ドーム大会に中邑真輔が参戦するのであれば、9年ぶりにダブルメインの試合順を決めるためのファン投票を開催する可能性はあるでしょう。

コロナ禍で多くのものを失ったプロレスが再び脚光を浴びるには、社会現象を巻き起こすしかありません。

果たして、11・5大阪大会にSHINSUKE NAKAMURAの名前は轟くのか…

奇跡を起こすのはこの人しかいないでしょう。