昨年11月にAEWのリングでオレンジ・キャシディとプロレスルールでタイトルマッチを行い、本格復帰に一歩ずつ近づいていた新日本プロレスの柴田勝頼。
今年はLA道場コーチとレスラーとして試合復帰の二足のわらじで活動するものと思われましたが、新日本のアメリカ戦略の方向転換により、LA道場はプロレススクールとして運営。
さらに、2つあるコースのビギナーコースとアドバンスコースのコーチの名簿には柴田の名前はなし。
LA道場で役割を失った柴田は、SNSに意味深な写真も投稿しており、その去就が心配されていました。
【ついに始動!】
LA DOJOにてプロレススクール「NJPW ACADEMY」がスタート!
鈴木みのる選手が飛び入り参加!https://t.co/DIfj854HSg#njpwACADEMY #njpwSTRONG pic.twitter.com/FE8CsMHMVg
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) March 30, 2023
今年2月に行われた闘魂ショッピングでは、まだ契約を更新していないことと、改善された契約書を持参し新日本と新たな契約を結ぶことを発表。
今後もいろいろと状況は変わると明言は避けましたが、自分の道を探して頑張ると抱負を述べていました。
一方、海外ではROHピュア王者のウィーラー・ユウタが柴田との対戦を熱望。
この対戦要求が通る形で、ROHのPPV大会「Supercard Of Honor」でタイトルマッチが決定しました。
柴田勝頼が「ROH: SuperCard of Honor 2023」登場!
ROHピュア王者、ウィーラー・ユウタと激突!ただいまFITE PPVで配信中! https://t.co/VmBo7CO3Du#ROHsupercard #njpw pic.twitter.com/mt8nWbIYSR
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) April 1, 2023
#AndNEW!!!
The #ROH Pure Champion is Katsuyori Shibata @K_Shibata2022, after a stellar battle versus Yuta on #ROHSupercardOfHonor LIVE on PPV!Order #ROHSuperCard NOW!
🔗: https://t.co/2bT4S0BioZ pic.twitter.com/LuwCDdJp2n— ROH – Ring of Honor Wrestling (@ringofhonor) April 1, 2023
#ANDNEW #ROH Pure Champion @K_Shibata2022!
Order #ROHSuperCard now!
📱: @BRWrestling
📺: InDemand Cable & Satellite
🌏: @FiteTV | 🇨🇦: @ppv_com pic.twitter.com/9WnfF8iCzC— ROH – Ring of Honor Wrestling (@ringofhonor) April 1, 2023
今年初試合の試合となったタイトルマッチで、ウィーラー・ユウタを破り新チャンピオンとなった柴田。
PPV大会後に行われたメディアスクラムにAEW社長であるトニー・カーンと通訳として帯同した中澤マイケルと共に出席すると、今後の野望を語りました。
ーー『ピュア王座は特殊なルールですが、そのタイトルマッチを闘った感想を聞かせてください』 柴田『(ピュア王座は)自分のルールだと思ってます。ちょうどピッタリ』 ーー『復帰してからこれまで3〜4戦闘っていると思うんですけど、今回ウィーラー・ユウタ相手に大きな勝利を収めました。ここまで来るのにどういった考えがありましたか』 柴田『今日、このベルトを取ったことによって柴田の海外遠征が始まりました』 ーー『自分のレベルを保つために、コンディション作りや体力作りで違ったことはありますか』 柴田『今日、コンディションを毎日気にしてコンディションをキープしてきたんですけど。昨日飛行機が飛ばなくてセントルイスから帰れなかった。今日の昼にLAに着いて、そのままコスチュームだけ取って会場に入りました。(英語で)ノー・プロブレム!』 ーー『ブライアン・ダニエルソンと闘いたい気持ちはありますか?』 柴田『これを取ったことによってブライアン・ダニエルソン戦が近づいたと思っております』 ーー『復帰してから3戦した内の2つはROHだったりAEWだったり、トニー・カーンのために、トニー・カーンのためにレスリングをしたことになりますけど、そしてピュアチャンピオンベルトをとったことでROHや AEWと長期の契約やレスリングをしていくつもりはありますか?』 柴田『(英語で)オフコース!』 ーー『新日本プロレス所属という立場なからアメリカでROHなどで闘っていますけど、日本に持ち帰るというかあったりするんですか?』 柴田『これは自分の挑戦でもあるし、コロナで新日本は小さくなってしまった。もっと視野を広げる必要がある。それと自分がやろうとしていることがちょうど合った。あと、ここのリング、ROH、夢がある。レスラーは夢を魅せる仕事だっていうのを自分で体現していきたい。それができる場所。 私から言いたいのは、怪我の心配をよくされるんですけど、俺は死にに行くわけじゃなくて、生きるためにレスリング続けている。生きるためにプロレスやってる』 引用:ROH Supercard of Honor Post Show Media Scrum |
会見に出席したトニー・カーンは、来週のAEWダイナマイトと一緒にROHのテレビ収録があり、柴田も他のスタッフと共に現地入りすることを明言しています。
コンスタントに試合に出場できるか分かりませんが、これからの柴田の主戦場はアメリカになり、ROHで闘うことになりそうです。
1年間通してアメリカで試合ができれば、次のステップとして日本での復帰も可能になるでしょう。
状況は目まぐるしく変わる可能性もありますが、柴田が本格復帰すれば自ずと止まっていたストーリーも動き出すことでしょう。
GIVE ME SHIBATA
— KENTA aka Lil’K (@KENTAG2S) April 1, 2023