柴田勝頼がメディアスクラムで語った今後のプラン

柴田勝頼(後楽園ホールポスター)
海外プロレスニュース




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11月にAEWのリングでオレンジ・キャシディとプロレスルールでタイトルマッチを行い、本格復帰に一歩ずつ近づいていた新日本プロレスの柴田勝頼。

今年はLA道場コーチとレスラーとして試合復帰の二足のわらじで活動するものと思われましたが、新日本のアメリカ戦略の方向転換により、LA道場はプロレススクールとして運営。

さらに、2つあるコースのビギナーコースとアドバンスコースのコーチの名簿には柴田の名前はなし。

LA道場で役割を失った柴田は、SNSに意味深な写真も投稿しており、その去就が心配されていました。

 

今年2月に行われた闘魂ショッピングでは、まだ契約を更新していないことと、改善された契約書を持参し新日本と新たな契約を結ぶことを発表。

今後もいろいろと状況は変わると明言は避けましたが、自分の道を探して頑張ると抱負を述べていました。

 

一方、海外ではROHピュア王者のウィーラー・ユウタが柴田との対戦を熱望。

この対戦要求が通る形で、ROHのPPV大会「Supercard Of Honor」でタイトルマッチが決定しました。

 

今年初試合の試合となったタイトルマッチで、ウィーラー・ユウタを破り新チャンピオンとなった柴田。

PPV大会後に行われたメディアスクラムにAEW社長であるトニー・カーンと通訳として帯同した中澤マイケルと共に出席すると、今後の野望を語りました。

ーー『ピュア王座は特殊なルールですが、そのタイトルマッチを闘った感想を聞かせてください』

柴田『(ピュア王座は)自分のルールだと思ってます。ちょうどピッタリ

ーー『復帰してからこれまで3〜4戦闘っていると思うんですけど、今回ウィーラー・ユウタ相手に大きな勝利を収めました。ここまで来るのにどういった考えがありましたか』

柴田『今日、このベルトを取ったことによって柴田の海外遠征が始まりました

ーー『自分のレベルを保つために、コンディション作りや体力作りで違ったことはありますか』

柴田『今日、コンディションを毎日気にしてコンディションをキープしてきたんですけど。昨日飛行機が飛ばなくてセントルイスから帰れなかった。今日の昼にLAに着いて、そのままコスチュームだけ取って会場に入りました。(英語で)ノー・プロブレム!

ーー『ブライアン・ダニエルソンと闘いたい気持ちはありますか?』

柴田『これを取ったことによってブライアン・ダニエルソン戦が近づいたと思っております

ーー『復帰してから3戦した内の2つはROHだったりAEWだったり、トニー・カーンのために、トニー・カーンのためにレスリングをしたことになりますけど、そしてピュアチャンピオンベルトをとったことでROHや AEWと長期の契約やレスリングをしていくつもりはありますか?

柴田『(英語で)オフコース!

ーー『新日本プロレス所属という立場なからアメリカでROHなどで闘っていますけど、日本に持ち帰るというかあったりするんですか?』

柴田『これは自分の挑戦でもあるし、コロナで新日本は小さくなってしまった。もっと視野を広げる必要がある。それと自分がやろうとしていることがちょうど合った。あと、ここのリング、ROH、夢がある。レスラーは夢を魅せる仕事だっていうのを自分で体現していきたい。それができる場所

私から言いたいのは、怪我の心配をよくされるんですけど、俺は死にに行くわけじゃなくて、生きるためにレスリング続けている。生きるためにプロレスやってる

引用:ROH Supercard of Honor Post Show Media Scrum

 

会見に出席したトニー・カーンは、来週のAEWダイナマイトと一緒にROHのテレビ収録があり、柴田も他のスタッフと共に現地入りすることを明言しています。

コンスタントに試合に出場できるか分かりませんが、これからの柴田の主戦場はアメリカになり、ROHで闘うことになりそうです。

1年間通してアメリカで試合ができれば、次のステップとして日本での復帰も可能になるでしょう。

状況は目まぐるしく変わる可能性もありますが、柴田が本格復帰すれば自ずと止まっていたストーリーも動き出すことでしょう。