2020年以来となる優勝決定戦が両国国技館で行われる今年のG1クライマックス。
他の会場にはない枡席があったり、様々なドラマが生まれた聖地である両国に、ファンだけではなく選手も様々な想いがあるのでしょう。
そんな思い出を語る会となった毎月曜恒例の「棚橋弘至のPodcastOff!」ですが、思わぬところで脱線し結果神回となりました。
今だから話せる若き日の逸材エピソードは、恐らく初出しの逸話だったのだと思います。
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『棚橋弘至のPodcastOff!』定期更新!
#258「3年ぶりに『G1 CLIMAX』決勝が両国国技館に! 両国大会の思い出を振り返り!」
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昔のG1は両国国技館で何連戦もあったと語った棚橋弘至。
様々な思い出はファン時代に遡り、初めてのG1観戦について語り始めました。
棚橋『初めて両国行ったのはファンの頃なんですよ。大学1年生の時にG1五連戦』 真下『いきなりG1五連戦』 棚橋『五連戦。その当時、まだ一ヶ所の会場で連戦するっていうのがG1の恒例だったんですかね』 真下『えーと、すいません。何年だったんですかね?』 棚橋『1995年ですね』 (中略) 真下『95年五連戦は毎日行った?』 棚橋『毎日行きました。宿決めずに』 真下『宿決めずに?チケットだけ取って』 棚橋『宿決めずに。切符は大垣駅からムーンライトながらっていう夜行列車で出てたので、青春18切符で。当時、高校の同級生がプロレスファンだったので一緒に。イトウくんと』 真下『イトウくんと五連戦を行こうと。だけど宿は?』 棚橋『宿は別々』 真下『別々?イトウくんは(宿を)取ってた?』 棚橋『はい。僕は取らず』 真下『なんで取らないんですか(笑)』 棚橋『僕どうやって生活したんだろうなぁ』 引用:「棚橋弘至のPodcastOff!」 |
大学1年生の時に夜行列車で東京に遠征し、G1両国国技館大会五連戦を観戦したという棚橋。
当時『イトウくん』という友達と一緒に観に行ったと語った棚橋ですが、宿は決めずに東京に向かったそうです。
話しが進むに連れ、スタッフの真下さんに違和感を突っ込まれるとオフレコなエピソードを話し始めました。
真下『イトウくんと一緒に泊まれば良かったじゃないですか?』 棚橋『そうなんですよね』 真下『イトウくんは「いや、俺はちょっとホテルで」』 棚橋『イトウくん…イトウくんと行ったのはドームか?イトウくんと行ったのは10・9ドームだ!ということは両国は1人だ』 真下『1人!?両国五連戦を1人?』 棚橋『五連戦を1人。僕は3階席の一番リーズナブルな席で、いや上2階か。2階のちょうど角のところで、だいたい同じところで5日間観てたんですよ。1人観戦』 真下『1人観戦も凄いですし、その泊まるところはね…』 棚橋『泊まるところは、俺どうしたんだろうなぁ…』 真下『漫画喫茶とかまだないじゃないですか?』 棚橋『まだあんまなかったっすね。何日かはビジネスホテル泊まったっすね。気がしますね』 真下『何日かってことは、なんなら何日かはファミレスみたいな』 棚橋『渋谷のあたりでぶらぶらしてたかもしれない』 真下『渋谷で若き棚橋が…』 棚橋『で、あのー………まあこれは完全にオフレコなんですけども。タナポでオフレコって言うのも』 真下『珍しいですけど』 棚橋『会場で知り合った女の子の家に泊めてもらったんですよ』 真下『(大爆笑)使おうかなぁ』 棚橋『いや、ホントに何もなくて、泊めてもらっただけで。その方の家にガチャっと入れてもらったら、壁全面にホントにこの収録してる壁いっぱい位のでっかいチェ・ゲバラが貼ってあって。俺はどこか秘密の地下組織のアジトに来てしまったんじゃないかというぐらい』 引用:「棚橋弘至のPodcastOff!」 |
イトウくんと一緒に行った記憶から、1人で両国大会を観に行った記憶に変わった棚橋。
何日かビジネスホテルに泊まった記憶から、渋谷を彷徨い、遂に思い出した真実は会場で知り合った女性宅に泊めてもらったというヤンチャエピソード。
あくまでレスラーになる前のファン時代のエピソードであり、泊まらせてもらっただけで何もなかったから語れたのでしょう。
大学生1年生でお金もなかったでしょうから、そもそも計画的犯行な気もしますが…
いずれにしても、泊まっただけで何もなかったと語ったヤンチャなエピソードは採用され、タナポを通して全棚橋ファンに公開されることになりました。
あまり深掘りすると新事実が発覚しそうなタナポでしたが、最後は含みのある言葉でこの話しは終了となります。
真下『棚橋さん。これ非常に興味あるんですけども、多分深掘りしても使えないので泣く泣く聞かないですけど。ちなみに何歳くらいの方だったんですか?』 棚橋『ちょっと年上だったっすかね。僕は18で』 真下『これはいろんな意味で期待せざる得ないところに、チェ・ゲバラが』 棚橋『はい(笑)チェ・ゲバラで完全に萎縮しました』 真下『意気消沈と(笑)』 棚橋『タナポから皆さんがね感じ取って欲しいのは、若いうちはなんでも経験しとけって。これ教訓でございます』 真下『今、カット箇所から帰ってきましたけども』 棚橋『あれ、今の全面カットですか?』 真下『いや、使えたら使いますけども』 棚橋『使いましょうよ』 真下『使いますか。だって別にね』 棚橋『僕、何にも悪いことしてないですもん』 引用:「棚橋弘至のPodcastOff!」 |
『何もしてない』から『何も悪いことしてない』に変わったことは深掘りしませんが、若いから経験できることは人生においての財産になるかもしれません。
若き日の逸材エピソードを語った棚橋ですが、G1クライマックスの残すリーグ戦はあと1試合。
なんとかリーグ突破の可能性を残した状況で対戦するのは、これまで何度も対戦してきた内藤哲也です。
当日券は16時30分より発売!
『G1 CLIMAX 33』8月9日(水)アクトシティ浜松大会にご来場のお客様へお知らせhttps://t.co/WTOBx9g29M#njpw #G1CLIMAX33 pic.twitter.com/anONSo68rW
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) August 7, 2023
負ければ決勝トーナメントに進まないばかりではなく、リーグ戦負け越しも決まる棚橋。
変革が進むG1クライマックスにおいて、来年も確実にエントリーするためには是が非でも内藤に勝たなくてはなりません。
なにより思い出深い両国でG1を闘うためには内藤に勝ち、決勝トーナメント初戦も勝つ必要があります。
運命の一戦は8月9日浜松大会です。