デビット・フィンレーがバックステージで語った不可思議な発言の意味

デビッド・フィンレー【撮影:Koba】
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ーグ最終戦のエディ・キングストン戦に勝利すれば、Cブロック突破と1位通過が決まるデビッド・フィンレー。

逆に負ければリーグ突破の可能性はほぼ無くなるだけに、重要な一戦となります。

対戦相手はジェイ・ホワイトを新日本から追放した因縁の相手。

本来なら自ら追い出したかったと、夢を奪った相手だと難癖を付けました。

 

バレットクラブの新リーダーとしてG1クライマックスに参加したフィンレーですが、歴代のバレクラのリーダーは全員いま新日本にいません。

レスラーとしての価値が上れば、引き抜かれるのはプロの世界では当然の話し。

いつかフィンレーも他団体に主戦場を移す可能性もあると思うと、その発言は常に気になるばかりです。

特に『離れる』などの発言は敏感になってしまいますが、8・6大阪大会のバックステージで不可思議な発言を口にしました。

フィンレー『エディ・キングストンを負かせば、自動的に俺が1位で通過するということだ。つまり俺は、殺人者たちの王国でチャンピオンになるといことだ。エディ・キングストン、お前と俺は、これ以上ないぐらい異なる存在だ。コーラクエンホールで、お前が(NJPW)STRONGの無差別級チャンピオンシップを勝ち取った事実から始めよう。おまえは泣いて涙を流しながら『(※泣きまねをして)いつも俺のことをあきらめずに信じてくれた母と父に感謝の言葉を述べたい』と言った。

だがお前は、あの時なぜ涙を流したのか、本当の理由をわかっているのか、エディ・キングストン? お前はあの瞬間、達成してしまったんだよ。俺がタマ・トンガを制し、NEVER無差別級チャンピオンになった時はどうだ? 俺は全く何も感じなかった! なぜなら俺は、チャンピオンになる運命であると知っていたからだ。

エディ・キングストン、お前は新日本プロレスのリングでプロレスをすることが夢だったと語っていたな。何年も年十年も苦労し、闘い、盗み、騙し、やるべきことは何でもやったと言っていた。そして遂に41歳で夢を叶えた。おめでとう! 俺は21歳で苦労もせずその夢を叶えたがな。必要なのは一本の電話だけだったよ、エディ・キングストン。何年もの間浸っていたが、それでも真剣に捉えてなかった。なぜなら離れられると知っていたからだ。だが心配するなよ、エディ・キングストン。俺はとても真剣だ』

引用:新日本プロレス

 

俺は21歳で苦労もせずその夢を叶えたがな。必要なのは一本の電話だけだったよ、エディ・キングストン。何年もの間浸っていたが、それでも真剣に捉えてなかった。なぜなら離れられると知っていたからだ

一体、この不可思議な発言は何を意味するのか。

上記は公式サイトのバックステージ翻訳ですが、やや翻訳が違うNJPW WORLDのテロップについて確認するとご覧のような発言でした。

フィンレー『俺は21歳で苦労もせずその夢を叶えたがな。必要なのは一本の電話だけだったよ。何年も適当にやってたんだけどな。それでも、どうにかなるのを知ってたからだ。今は物事を真剣に考えるようになったから心配するな』

引用:NJPW WORLD

 

NJPW WORLDの発言を聞く限り、『離れる』という翻訳はありませんでした。

言語が違う以上、翻訳する人にとってニュアンスは変わるものだと思いますが、まだまだフィンレーが成すべきことがある以上、バレットクラブのリーダーで居続けると信じています。

まずは新リーダーとして決勝トーナメントに進出することが最低限の目標でしょう。

 

Cブロック1位突破した際には、決勝トーナメント初戦でウィル・オスプレイと対戦することができます。

オスプレイは昨年のNEW JAPAN CUPで敗北した因縁の相手。

もし実現すればユナイテッド・エンパイアとバレットクラブのリーダー対決とも言えるカードになるでしょう。

優勝を宣言するフィンレーの闘いは、まだまだ終わらないはずです。

G1クライマックス決勝トーナメント表