エル・ファンタズモが優勝決定戦の敗北後にすべての人々への感謝を語る

エル・ファンタズモ【撮影:Koba】
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レットクラブを追放され、タマ・トンガとタンガ・ロアに手を差し伸べられ、G.o.D入したエル・ファンタズモ。

紆余曲折あった2023年ですが、タッグリーグ制覇まであと一歩というところまで辿り着きました。

すべてを失ったファンタズモにとって、ヒクレオと闘い続けたリーグ戦は、ファンにも支えられ充実した時間だったのかもしれません。

 

それでもあと一歩が足りず、毘沙門との優勝決定戦は惜敗。

後藤洋央紀の計らいで東京ドーム大会でのリベンジが決まりそうですが、負けてドーム本戦出場という複雑な心境だったかもしれません。

そんな複雑な状況の中、かつては“才能の無駄遣い”と言われファンの帽子を投げ続けたファンタズモが、熊本大会のバックステージですべての人々へ感謝の気持ちを述べました。

ELP『ひとつだけ。(下田)ミマにありがとう。(※記者、カメラマンの方を指し)あなたたちにありがとう。リングスタッフにありがとう。レフェリーにありがとう。物販チームにありがとう。椅子を並べてくれる人たちにありがとう。リングを準備したり、片付けたりくれる人たちにありがとう。今日の会場の見た目を素敵にしてくれて、このシリーズ中どの日もって訳じゃないけど今日は。とにかく俺の言いたいことは伝わるだろ。あなたたちは俺たちのために働いてくれている。

あなたたちはボードで応援されたりしない。俺たちには応援ボードがあるけれど。あなたたちは俺たちと同じように日本の質のよくないホテルに泊まり、俺たちと同じように質のよくないコンビニ食を毎日食べ、俺たちと同じようにバス移動する。あなたたちの気づかれない仕事に感謝を伝えたいんだ。俺のバックステージコメントの編集はしないで。アリガトウ、ゴザイマス。ハッピーホリデー、メリークリスマス

引用:新日本プロレス

 

すべてのスタッフに感謝し、応援してくれるすべてのファンに感謝したファンタズモ。

かつて問題児だった姿はなく、模範と言えるレスラーへと成長しました。

2023年はあと一歩届かなかった1年でしたが、来年はファンタズモの年になるかもしれません。