昨年の4万8千人から5千人多い5万3千人の動員を記録した、新日本プロレスのG1クライマックスシリーズ。
しかも1大会少ない19大会にも関わらずの結果だったので、様々なチャレンジが功を奏したと言えるでしょう。
全会場で声援が戻ったことも要因の一つでしょうが、選手の闘い、新日関係者の戦略がハマった賜物とも言えます。
コロナ禍で挑戦しやすい土壌があった状況ではありますが、来年のG1に向けての新たなアプローチも既に話が出ています。
来年がどんな進化を遂げるのか非常に気になるところですが、新日本プロレスのエースである棚橋弘至のポッドキャスト番組「棚橋弘至のPodcast Off!!」で、ある構想が明かされました。
話はシリーズ最終戦の両国国技館大会で、新日コラボ“やきとり”が発売された経緯の説明から始まります。
真下『なぜ焼鳥かというと、今まで来場者特典で変わったチケットあげたりとか配る物ばっかりやってたんですけども。そうじゃなくてお客さんに来てもらって、コロナ禍ちょっと落ち着いたので、会場で見る楽しみをプラスオンできないかという話で』 棚橋『良い切り口だねぇ』 真下『食だと。食でホントはG1全体でやりたかったんですねど。例えばご当地のものとコラボして』 棚橋『わぁ、それ来年やろ』 真下『大阪だったらたこ焼きかどうか分からないですけども、それぞれコラボしてってそこまでできなかったんですけど、両国さんはそもそも焼鳥を作る、両国自体が工場なんでね。なのでコラボしやすかったんですよね』 棚橋『じゃあ来年絶対やろ!1年後の今頃はさらに(コロナが)落ち着いてる状況かもしれないから』 真下『だからそれを食べながら。いろいろキッチンカーとか置こうと話がでながら、なかなかできなかったんですよ』 (中略) 真下『例えば矢野(通)さんのお店でやってもらって。ちょっと話しズレちゃいましたけど、「食」っていうのは今後キーワードになってくるかも』 引用:「棚橋弘至のPodcast Off!!」 |
完全に終息はしていないものの、コロナ禍が明けたと言える昨今、サイン会やファンクラブ特典の撮影会が復活しました。
新日本としても会場に足を運んだ際の特典や楽しみを企画していましたが、その一つが両国国技館でのやきとりコラボだったようです。
Jリーグなどでも会場の周りにキッチンカーがあり、食べながら飲みながら観戦を楽しむことができます。
来年のG1でどこまで実現するか分かりませんが、大きな会場ではご当地コラボの“食”が発売されるかもしれません。
食べ物、飲み物の販売要望はSNSでよく見かけます。
様々な年齢層のファンが楽しめることを考えれば、会場での“食”の充実は動員回復のヒントになるかもしれません。
プロレス観戦の楽しみが試合だけじゃなくなれば、新規ファン獲得にも繋がりやすいでしょう。
来年のG1でどんな“食”が発売されるか、キッチンカーは会場に登場するかどうか。
是非とも実現して欲しい新たな試みが明らかになりました。