メディアを通して10月31日に“動く”と語っていた元プロレスリング・ノアの中嶋勝彦。
どこへ動くのかと思っていましたが、中嶋が向かった場所は、全日本プロレスのオフィスでした。
一番、歴史のある
全日本プロレスを乗っ取りに来た#ajpw #三冠 #闘魂スタイル #全日本ジャック #乗っ取り pic.twitter.com/4mqMlzw5ZT— 中嶋勝彦 Katsuhiko Nakajima (@Katsuhiko_N311) October 31, 2023
マスコミを引き連れ、全日本のオフィスを訪れた中嶋は福田社長に三冠ヘビー級王座への挑戦を表明。
その場でタイトルマッチ決定の明言は避けましたが、その日中に中嶋の三冠挑戦を発表しました。
\📣【11.5札幌(夜)全カード決定】中嶋勝彦の参戦が正式決定‼‼/
青柳優馬、6度目の防衛戦は…
👑三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
第70代王者 青柳優馬
vs
挑戦者 中嶋勝彦全カードはこちら🔻https://t.co/wJqJR8RDCZ#ajpw #中嶋勝彦 pic.twitter.com/nmJzt943RD
— 全日本プロレス/alljapan (@alljapan_pw) October 31, 2023
中嶋は三冠ヘビー級王座奪取だけではなく、全日本プロレスをジャックし、プロレス界の地形ごと変えると豪語。
場所を変えてインタビューに臨むと、全日本プロレスにきた理由を語り始めました。
中嶋『シンプルですよ。理由は全日本プロレスが1番歴史の深い団体だから』 ーーそこから乗っ取るというのとに意味を見出したということですか? 中嶋『うん。乗っ取るためにはまずは三冠でしょう。なんで?』 ーーそれが1番分かりやすいということで 中嶋『分かりやすいもなにも、全日本に来る理由は三冠。まずはそこでしょう』 ーーかなり長いスパンでの参戦というのを考えてここ(全日本)に来ているのか? 中嶋『長いスパンいる必要ある?』 ーーベルト取れば防衛戦というのが出てくると思いますし 中嶋『さあ、どうだろうね。その時になってみないと』 ーーその先に宮原さんを見てるということはあるんですか? 中嶋『見てる?この間(俺に)負けたからね。俺にとって必要なのは別に(宮原)健斗ではない。三冠。さっきも言ったように、1番歴史の古い三冠が今の俺には必要だ』 ーー闘魂スタイルと仰っていましたけど 中嶋『うん。闘魂スタイルだよ』 ーーそれが出てきた背景とかは 中嶋『俺の歴史』 ーー最強タッグ戦には興味はありますか? 中嶋『ないね。さっきも言ったように俺には今三冠が必要だ』 ーー1人で乗り込む? 中嶋『今日も1人でしょ』 ーー全日本マット以外にも出没する可能性はありそうですか? 中嶋『見ての通り、俺はフリーエージェントだからね』 引用:全日本プロレス |
短い回答ながら気になる発言を幾つも並べたフリーの中嶋勝彦。
三冠のために全日本に来てそのまま団体を乗っ取ると言ったものの、継続参戦を質問されると『さあ、どうだろうね』とはぐらかしました。
何より気になるのがインタビューでもX(旧Twitter)でもポストしている『闘魂スタイル』というキーワード。
全日本オフィス訪問数日前、力道山の墓標を訪れた中嶋は自分こそが本物のストロングスタイルだと主張していました。
中嶋『至ってシンプルだよ。俺は本物のストロングスタイルを継承しているので、それを見せていきたい。 長州さん、マサ斎藤さん、そして師匠の佐々木(健介)さんの指導で育ってストロングスタイルを継承した者として、日本のプロレスの歴史を背負っていかないといけないと思う。今日から一つひとつが大事な一歩になるよね』 引用:東スポWEB |
長州力、マサ斎藤、佐々木健介の名前を出しストロングスタイルを口にした中嶋は、明らかに新日本プロレスを意識しての発言でしょう。
さらに日本のプロレスの歴史を背負っていかないといけないと語っており、本気でプロレス界の地形を変える意気込みなんだと思います。
恐らく、三冠奪取後の景色も描いているのでしょう。
もし、11.5札幌大会で三冠を奪取するようなことがあれば、全日本の至宝を通行手形に新日本プロレスにも乗り込むのかもしれません。
本物のストロングスタイルを継承する中嶋勝彦なら、本当に日本のプロレス界の地形を変えてしまうかもしれません。