愛弟子のヒールターンを間近で見た柴田勝頼がLA道場門下生の解散を宣言

柴田勝頼【撮影:koba】
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・15ワシントン大会のライブ配信の解説席に入り、愛弟子クラーク・コナーズのヒールターンを目の当たりにした柴田勝頼。

そのクラークをバレットクラブに勧誘したデビッド・フィンレーは、『オマエの価値を理解できなかった』と柴田の先見を批判しました。

『長いあいだ、オマエはほったらかされたままだった。オマエの師匠、カツヨリ・シバタはオマエの価値を理解できていなかった。だが俺は違う。俺はオマエができるヤツだとわかっている。そしてどれほどハングリーであるのかも。
 ここ数年のBULLET CLUBは道を見失っていた。クールなTシャツを売ることばかり。だから俺は獰猛なヤツを探していたんだ。チャンピオンを獲れる獰猛なヤツが必要だ。
(※コナーズを指し)いままさに、ここにいる男のような。長いあいだ、オマエは見下され、不当な評価を受けてきた。だがそれも今晩までだ。(※コナーズに向かってTOOSWEETサインを掲げる。コナーズもそれに応える)俺のBULLET CLUBへようこそ!』

引用:新日本プロレス

 

ワシントン大会の「NJPW WORLD NOW!」収録にも参加した柴田は、今気になるのはバレットクラブだと発言。

愛弟子クラーク・コナーズがバレットクラブに勧誘されたことに対し、『(バレットクラブに)行っほうがいい』と答えるとLA道場メンバーに対し解散を宣言しました

柴田『(バレットクラブに)行った方がいいですよ。自分で道を探していくべきだと思います

元井『これからLA道場の皆さんがどういう道に進まれて行くのかというのを注目ですね』

柴田『もう全然それぞれやってけばいいんじゃないかなぁっと。解散!はぁはははは

元井『柴田選手は柴田選手で(AEW)ピュアチャンピオンになりましたし、アメリカ帰りで』

柴田『そう、俺、金曜の夜っていうか夜中というか、帰ってきてそのまま来たんで、ちょうどベルトあるという状態でした』

元井『ウィーラー・ユウタ選手から取ったベルトを、今後も防衛戦もしていきますもんね』

柴田『遅れてきた海外遠征を頑張ってきたいと思います』

引用:NJPW WORLD NOW!

 

柴田の口にした『解散』は、怒りや投げやりな気持ちではなく、愛弟子達の今後を考えた上での発言だったのでしょう。

結局、レスラーはリングの上に立てば頼れるのは自分だけ。

幾ら優秀な指導者の元で育っても何か保証されることはなく、自分で道を選び自分で歩かない限り、プロレスラーとしての成功はないが故の『解散』宣言だったのだと思います。

 

今年2月に闘魂ショッピングの配信に出演した際も、『自分は自分の道を「This is the way」で行く』、『自分の道を探して頑張る』と口にした柴田。

その後、柴田は指導する立場を辞め、怪我のリスク覚悟でアメリカで試合に出場。

その結果、現在はROHのピュア王座のチャンピオンになり、今をレスラーとして生き抜いています。

 

「NJPW WORLD NOW!」で現在帰国中だと話した柴田。

日本での活動がどうなるか分かりませんが、日本にいるならその姿を会場でみたいものです。

 

春は別れの季節であり旅立ちの季節。

全員がひとり立ちするLA道場勢が、日本でも世界でもトップ前線に食い込む活躍ができることを期待したいと思います。