新日本プロレスの大張元社長が海外ファン向けに英語で語った今後の進退

大張社長【撮影:Koba】
国内プロレスニュース




Pocket

橋弘至の新社長就任により、新日本プロレスの代表取締役職を退任となった大張元社長。

公式アナウンスは“退任”としかアナウンスがなく、その去就が気になっていました。

コロナ禍の真っ只中で新日本の社長職を引き続き、興行収入と会場でのグッズ販売が会社利益の大半を占める構造を抜本から変えた立役者。

同時にNJPW STRONGを中心にアメリカでの興行を継続し、コロナ禍でもシェアを広げSTRONGブランドを確立させてきました。

逆風と飛車角落ちの状態でありながら新たなビジネスモデルを創り、逆風の中で新日本プロレスを守りきった真のヒーローと言えます。

 

前任のメイ氏の改革を継承しながら、新しいことを築き上げた手腕は手放すには惜しい人材と言えるでしょう。

新日本は新たにアジア展開を掲げており、もしかしたらアジア法人を作り、そちらを任されると思っていましたが、どうやらそうはならないようです。

 

新日本から新社長就任のアナウンスの後、自身のX(旧Twitter)にて日本語と英語でファンに退任の挨拶をポストした大張元社長。

実は英語での退任挨拶は、日本語での挨拶には書かれていない“ある事実”が書かれていました。

大張元社長は取締役職を退任すると共に、新日本プロレスを辞めブジロードからも去ることになるそうです

大張『棚橋新社長がやるべきことは、この記録を軽々と超えて、新日本プロレスの未来をもっと明るくすることです。準備は万端でしょう。

私は新日本プロレスを離れ、もうすぐブシロードを離れることになりますが、12月26日の記者会見で改めて皆さんにお礼を申し上げたいと思います。

それではまた!』

 

Xの英語でのポストが事実なら、大張元社長はブジロード内で他の職に就くこともなく、新日本プロレスから完全に離れることになります。

これだけの人材を手放すのは痛手と言えますが、それだけ身を削った3年2ヶ月だったということでしょう。

ファンからも親会社からも想像を絶するプレッシャーを感じていたと思います。

今後どうするかはまだ分かりませんが、まずはゆっくり疲れを癒して欲しいものです。

26日には棚橋新社長の挨拶と共に、大張元社長の退任の挨拶も予定されています。

コロナ禍から新日本を守った真の勇者の最後の言葉を心して受け取りたいと思います。