岩谷麻優が『自分も行こうと思っていた』ことと行かなかった理由を語る

岩谷麻優【撮影:Koba】
国内プロレスニュース




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出レスラー」という激動の半生が映画化され、今もなお混沌の女子プロレス界の最前線を走り続けるスターダムのアイコンこと岩谷麻優。

IWGP女子王者である岩谷は、アイスリボンの後楽園ホール大会で藤本つかさとIWGPを守る闘いに挑みます。

 

創始者であるロッシー小川が退団となり、新団体“マリーゴールド”設立と共にジュリアや林下詩美など主力選手の一部が退団してしまったスターダム。

過渡期の真っ只中でスターダムのアイコンとしてますます注目度が高まる岩谷が、ラジオ番組「真夜中のハーリー&レイス」に出演しました。

このタイミングで何を語るのか気になっていましたが、ロッシーの新団体に行こうと思っていたこと、でも行かなかった理由について語りました。

 

清野『岩谷さんの人生も凄いですけども、スターダムって団体もまたいろいろある団体ですね。13年の間にいろんな波がね

岩谷『うん、ありますねー。最近もいろんな波立ってましたもんね』

清野『立ってましたねー。どうですか?あのタイミングで悩まなかったですか?周りが女子ってグループ作りがちだし。周りがこう動いてると自分も流されるみたいな気持ちになりません?

岩谷『そうですね。自分も行こうと思ってました。というかね…』

引用:「真夜中のハーリー&レイス」

 

パーソナリティの清野茂樹さんの「スターダムを退団して新団体へ行こうかどうか悩まなかったのか」という内容の質問に対し、『自分も行こうと思ってました』と語った岩谷。

これ以上詳しく語らなかったのは、スターダム関係者からNGが出たからでしょう。

その直後、2人で爆笑するとスターダムに残る決断をした理由について語りました。

岩谷『(スタッフが)ダメーって言ってる(笑)』

清野『それこそ残るって決断した最大の理由ってなんだったんですか?』

岩谷『えーっと、スターダムを守りたかったというのがあって。やっぱ小川さんが抜けて自分も抜けたら、それはスターダムがスターダムじゃなくなると思って。自分はやっぱり小川さんに救われてたと思って。小川さんが親みたいなものなので、小川さんへの恩は勿論あるんだけど。この13年間で小川さんへの愛というか恩は十分返せたかなと思ったんですよ

そうなった時に会社、スターダムがブジロードになりました。ブジロードになってからホントメディアへの露出も増えて今までできなかったことを経験させていただいた中で、やっぱ2人ともいなくなったら今まで築き上げたスターダムがスターダムじゃなくなると思って。逆に自分がいればスターダムはスターダムのままだって思ったんですよね

ブジロードへの恩はまだ返せてないと思ったので。やっぱこの映画とかあるし、そこで「行くんで私は」っていう考えも多少は生まれたりもしたんですよ。じゃあ映画終わったら行くのかなという想像もしたんですけど。それじゃあ映画に関わってくれた人とか、今までブジロード、スターダムで関わってくださった方に恩を仇で返すような形になっちゃうかなって思って。

そこはしっかり自分がやるべきことは、今スターダムを守ること。今まで築き上げてきたスターダムをもっともっと輝かせていくことが、自分のスターダムでできる恩返しかなって思ったので、残る決断をしました

引用:「真夜中のハーリー&レイス」

 

人生をロッシーに救われたものの、ロッシーへの恩は十分返せたと語った岩谷。

非常に難しい決断だったと思いますが、今やるべきことは『スターダムを守ること』と語り、もっと同団体を輝かせるのが恩返しであり、残留を決断した理由だったと語りました。

 

今年2月にロッシーがスターダムを契約解除となった際、真夜中に意味深な発言を連投していた岩谷。

それだけの恩人が団体を去ったことは非常に辛い出来事だったと思います。

「家出レスラー」の原作を読めば分かりますが、ロッシー小川がいなければ岩谷麻優というレスラーは存在しなかったかもしれません。

人生最大の試練を乗り越えた岩谷は、ますますレスラーとして輝くことでしょう。

 

なお、岩谷出演の「真夜中のハーリー&レイス」はSpotifyやPodcastなどで誰でも試聴可能です。

30分プラス延長戦を、喋りっぱなしの岩谷トークを聞くことができます。

スターダムとIWGPを背負った岩谷麻優をますます好きになると思うので、是非ご視聴ください。