ザック・セイバーJr.が海外メディアにG1の意気込みと“イキガイ”を語る

ザック・セイバーJr.【撮影:Koba】
海外プロレスニュース




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IWGP世界ヘビーのベルト戴冠を最も望んでいるだろうレスラーの名前を挙げるとすれば、私はザック・セイバーJr.と答えるでしょう。

2018年4月の「SAKURA GENESIS」でIWGPヘビーに初挑戦したザックですが、まだ新日本プロレスの最高峰のベルトを手にしたことはありません。

 

本人のみならずファンも大きな期待を寄せている英国紳士ですが、海外メディアのスポーツ・イラストレイテッドのインタビューに答えたザックは、今年こそG1とIWGPを獲らなければならないと答えました。

下記はインタビューの翻訳になります。(意訳、誤訳は悪しからず)

ザック『今年、G1とIWGP世界ヘビー級王座の両方を獲らなければ、僕のキャリアは失敗だったというのはいささか大げさかもしれない。でもそれが僕の直感だし、僕はビーガンだから、素晴らしい体質だしね。

僕にとって8度目のG1であり、G1はプロレス界で最も権威のある大会であることは間違いない。しかし、今年は優勝するだけでは十分ではないと思っている。 IWGPヘビー級王座を3度も逃している僕が、本当に業界の頂点に立つには今しかないんだ

『AEWでプロレス中継に参加して、CMLLでメキシコに1週間滞在し、PPVのためにアメリカに戻り、同じ月にG1クライマックスをスタートさせることができる。イキガイ”という表現は陳腐かもしれないが、それが毎朝起きるモチベーションなんだ

今、NJPWには素晴らしい若手レスラーたちがいて、道場にはさらに多くの練習生たちがいる。 しかし次の世代を導く手助けをする前に、僕自身が頂点に立たなければならない

引用:SI

 

海外メディアのインタビューで『IKIGAI(イキガイ)』という日本語を使ったザック。

“生き甲斐”という日本語を知っている外国人レスラーがどれほどいるか考えると、それだけ日本に長く居続け、日本の文化を理解し溶け込もうとしていることが分かります。

今置かれている状況に“生き甲斐”を感じ、それが日々のモチベーションになっていると語りました。

 

過去、G1クライマックスを優勝したことのある外国人レスラーは、ケニー・オメガただ一人です。

国籍が勝敗を左右するわけではありませんが、ザックがG1を優勝することは偉業と言えるでしょう。

そして、新日本と日本の為に全てを犠牲に尽くしてきた外国人レスラー達の希望となるはずです。

 

これだけ日本を愛している外国人レスラーが報われることを望むファンは私だけではないでしょう。

G1クライマックスシリーズ最終戦の両国国技館大会にて、ザックが多くの愛するファンの前で“イキガイ”を語れる日が来ることを切に願っています。