【後編】ケニー・オメガが語った飯伏幸太との“物語”の続き

飯伏幸太、ケニー・オメガ【撮影:koba】
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ニー・オメガのロングインタビューのラストは、飯伏幸太との今後の“物語”についての翻訳となります。

オメガはその後、『飯伏幸太との話は終わったのか?』と聞かれました。オメガと飯伏が最後にタッグを組んだのは、2018年12月の棚橋弘至とウィル・オスプレイ戦で、オメガと飯伏が最後に試合で対決したのは、2018年10月のコーディ・ローデスも参加した3wayマッチでした。

『そんなことはない。そうは思わないよ』とオメガは述べています。『もし私が賭け事をする男だったら、それは安全だと言うでしょう。現実の生活が関わっている場合、リング上のレスリング以上のものである場合、そして今、時が経つにつれて、プロモーションとファンはプロレスに何を求めているかにもっと耳を傾け、もっと応えています。“禁断の扉”という言葉がありますが、あるプロモーションでレスリングをしていると、他のプロモーションとの交流はあり得ないという概念です。

ゆっくりと、しかし確実に、国境は崩壊しています。蒸発しているのです。私たちはインパクトのタレントをAEWで見てきました。新日本のタレントがAEWにいるのも見た。私たちの才能が他の場所に行くのも見てきましたし、未来がどこにあるかなんて誰にもわかりません。今後もスペシャルゲストやサプライズがあるかもしれませんし、私にとってはストーリーテラーです。プロレスが好きというよりも、物語を語るのが好きで、リング上で肉体的な物語を語るのが好きで、私にとってはエンディングのある物語が好きなのです。

私は、始まり、中間、そして終わりのある物語が大好きです。そして、私にはまだ最終章を迎えていない物語がたくさんあります。その物語はまだ閉じられておらず、私の健康状態が許す限り、その本の最終章を書き上げたいと思っています。それは、この話だけではなく、私のキャリアの中の他の多くの話にも当てはまります。

本を閉じて、最後に振り返って、私の変な小さな頭の中で描いたこれらの物語には、始まりと中間と終わりがあって、その本を幸せに閉じることができたことを誇りに思うことができたらいいなと思います。始まりがあり、中間があり、終わりがあり、幸せに本を閉じることができました。そして、飯伏のように私のキャリアに影響を与えた人物との物語が完結しないのは不公平だと思うのです。誰がその答えを知っているのか、それは誰にも分からない』

引用:Wrestling Inc、PWI500

 

ゴールデン☆ラヴァーズとしてタイトルも手にしていなければ、特別な場所で特別なシチュエーションで対戦も実現していないケニーと飯伏。

新日本プロレスでの夢の続きがいつになるか分かりませんが、ケニーの物語もケニーと飯伏の物語も終わっていないということでしょう。

 

いつか訪れるだろう1つの物語のエンディング。

世界中のファンが望むだろうハッピーエンドになれば、これほどプロレスファン冥利に尽きることはありません。

ケニー・オメガのロングインタビュー【前編】

ケニー・オメガのロングインタビュー【中編】

(慣れない翻訳で誤訳はあるとおもいますがご了承ください)