今夏のG1クライマックスに4選手エントリーし、その内3人がシングルのベルトを持っているユナイテッド・エンパイア。
ウィル・オスプレイが去りユニット解散の危機も危ぶまれる時がありましたが、それを乗り越えた帝国メンバーは再び上昇気流に乗っています。
先日はエンパイアのキャプテンであるTJPが、新メンバーが加わる予定であることを明かしました。
TJP『俺は若く、ハングリーな選手を見つけた。基本的に必要なものを持ち備えていて、チャンスに飢えている。新日本プロレス、そしてUNITED EMPIREの一員となるんだ』 引用:新日本プロレス |
いつ、どのタイミングで新メンバーが紹介されるかは分かりませんが、キャプテンが発表した以上、エンパイアに新しい仲間が加わるのでしょう。
いずれにしてもG1クライマックスの最中ではなく、早くても優勝決定戦が行われる両国国技館大会だと思います。
一方でG1に集中していただろうジェフ・コブは、新メンバーの加入について誰からも何も相談がなかったことを言及しました。
コブ『さて、新しい動きがある中、次の対戦について話を始める前に一つ言わせてくれ。UNITED EMPIREの新しいメンバーが決まったようだ。ただ誰も俺に「メンバーに追加していいか?」と聞いてこなかったんだ。追加メンバーについて、誰からも連絡一つなかった。「追加していいか?」という質問も連絡もな。 まあ、どうでもいい。この新しいメンバーに会ってくれ。この大海をUNITED EMPIREという船を操縦する中、なぜか「G1」という島からは遠ざかってしまってる。まあいい。俺たちがここ「G1」の地に足を降ろし、前進しているから。6つある決勝トーナメント出場枠のうち4つはUNITED EMPIREのものになる』 引用:新日本プロレス |
これはG1開幕戦の大阪大会のバックステージでのコメントです。
ジェフ・コブの言う通りなら、新メンバー加入の相談は一切なかったことになります。
今現在、新メンバーのことについて言及する選手は少なく、恐らく新メンバーの加入を決めたのはTJPなのでしょう。
もしかしたらコブ以外にも、何も相談されなかった選手がいるかもしれません。
エンパイアの新メンバー加入に期待している反面、まだ不安定感のある渡航に不安を覚えます。
多国籍軍であるエンパイアは、ある一面では居場所がない外国人レスラーの救済ユニットだと思っています。
今の新日本プロレスに必要不可欠なユニットである以上、ジェフ・コブの発言は不穏です。
ユニットへの愛着が少なくなれば、再びユニット解散論が出てくる可能性もあるでしょう。
ある意味、エンパイアが正しい方角へ渡航できるかは新メンバー次第かもしれません。