高橋ヒロムがWWEと契約したドラゴン・リーとの対戦について言及

高橋ヒロム【撮影:koba】
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0試合を含め全12試合行われた新日本プロレスの「WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム」。

元WWEのスーパースターであるサーシャ・バンクス改めメルセデス・モネーが登場というサプライズがあったものの、それ以外は試合で魅せたレッスルキングダムだったと言えるでしょう。

どの試合も印象深い激闘でしたが、予想より白熱して試合になったと感想を持ったのはIWGPジュニアの4WAYマッチです。

 

他の試合に比べ4人同時に闘うというゲーム性も面白かったですが、試合中に覚醒したマスター・ワトの活躍はドームの観客をあっと驚かせました。

試合後のバックステージで、エル・デスペラードに『ワトに負けた』と言わせたのが何よりの証拠でしょう。

『クソ・・・・・・。 あんなにバカにしてたワトに、途中退場させられたようなもんだ、 今日の試合は。ヒロムにも石森にも負けちゃいねえし勝っちゃいねえが、 俺は今日は、ワトに負けたよ。 クソ・・・・・・。 このまま終わると思うな』

引用:新日本プロレス

 

高橋ヒロムがWWEと契約したドラゴン・リーについて言及

 

この試合で約2年振りにIWGPジュニアヘビー級王者に輝いた高橋ヒロム。

バックステージでは今後の防衛戦の候補に金丸義信や石森太二を挙げ、ヒートが樹立した最多防衛記録更新を近いました。

ちなみにヒートの最多防衛記録11回は、約13ヶ月守った記録になります。

 

初防衛戦の相手はイメージないと口にしたヒロムですが、勝者インタビューの最後にWWEと契約したライバル、ドラゴン・リーの名前を挙げました。

そうだ、俺の友達であり、高橋ヒロムを作った男、ドラゴン・リー。 いやぁ、 また遠くに行ってしまったな。今までさ、 団体間の見えない壁によって、俺とドラゴン・リーは巡り会えなかったのさ。 でもその壁がまたさらに、高くなってしまったなと。 そんなところに行ってしまったなと思います

でも、その、高い高い高すぎる壁は、下の方なのか、真ん中なのか、上の方なのか、分かんないけどさ、たぶん小さな小さな扉があるんだよ。 そこおコンコンってやれば「何?」ってドラゴン・リーが出てくるかもしれない。小さなドアがあることを、 1月1日のグレート・ムタvs中邑真輔で知ったんだ。と、いうことは、面白ければ実現すると。 そういう風に、 俺は取りました。 別にすぐじゃなくてもいいんだよ。 俺はずっとこの位置で待ってる

だからドラゴン・リー、オマエもトップに立ってくれよ。その時は、考えてください。 (※カメラを覗き込むようにして) トリプルHさん、 見てますか?高橋ヒロムですよ!ハハハ、見てないか!バイバイ! ありがとう!楽しかった!乾杯!』

引用:新日本プロレス

 

ドラゴン・リーがWWEとの契約を発表したのは昨年末のこと。

メキシコ団体AAAでタッグのタイトルマッチに挑んだドラゴン・リーは、王者組のFTRを破り新チャンピオンになりました。

そのリング上でWWE契約を発表。

これまでヒロムからこの件に関する反応はありませんでしたが、王者となったタイミングで将来的な対戦要求を申し出ました。

 

東京ドーム大会ではWWE所属のカール・アンダーソンがタイトルマッチを行い、元日の日本武道館ではグレート・ムタと中邑真輔の歴史的一戦が行われました。

今まで『絶対ない』ことが起こり始めたプロレス界。

いつか新日本の高橋ヒロム対WWE所属のドラゴン・リーというカードが実現するかもしれません。

ヒロムが1年間タイトルを防衛し続けたその先に、大きな舞台で奇跡のカードが実現するのか。

今と1年後では状況は違うと思いますが、永遠のライバルが再びセルリアンブルーのマットで出会うことを祈るばかりです。

WRESTLE KINGDOM 17 観戦写真