今年6月に行われた「ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!」で生まれた高橋ヒロムとライジングHAYATOの因縁。
試合だけじゃなく前日の記者会見でも最も注目を浴びた選手は、全日本プロレスと愛媛プロレスのW所属であるライジングHAYATOかもしれません。
HAYATOの発言がヒロムの好奇心を刺激し、結果全日本プロレスでスペシャルシングルマッチが実現しました。
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試合は全日本プロレスTVのみの配信となりましたが、バックステージコメントは全日本のYouTubeチャンネルで公開されています。
試合に勝ったヒロムはHAYATOに対していろいろ想うことがあったのでしょう。
うっかり本音が出てしまいました。
ヒロム『なんともファビュラスな相手でした。HAYATO選手。HAYATO選手もファビュラスだったけど僕の方が少しだけファビュラスだったのかな? 彼は23歳?24歳?いいね!俺もちょっと前はそうだったな。23歳、24歳を生きてきたけどさぁ、あんまりいい記憶はないよね。素晴らしいものをもってるHAYATO選手。本音を言っていいですか? HAYATO選手、ホントにお持ち帰りしちゃおうかなぁ。そんな風に思える相手でした。 いやぁ恐ろしいね。俺はまだ余裕だよ。まだ余裕だよ。13年を迎えたばっか、HAYATO選手は何年?キャリアだけじゃないけど、俺にはチャンピオンとしての自信も誇りも、そして多少なりとも余裕もあるんだ。悪いけどまだ負けるわけにはいかないよ。 でも恐ろしいね。この対決、正直決まった時にさ早いと思ったんだよ。まだHAYATO選手と俺がやるのは早過ぎるんじゃないか。そう思ったけど変わったよ。 早くなかったね。今のHAYATO選手とできて良かったよ。3年後、これは楽しみな存在ですよ。だから…』 引用:全日本プロレスYouTubeチャンネル |
リングの上で肌を合わせ、改めてHAYATOの可能性と魅力を感じただろうヒロム。
『お持ち帰りしちゃおうかなぁ』発言は、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンへの勧誘、そして新日本プロレスへの引き抜きを意味するんだと思います。
あまりにストレートな発言に少しだけお茶を濁したヒロム。
逆に『引き抜き』という言葉を使い、自分の発言がリップサービスではなく本気の発言だとアピールしているようにも感じました。
『これはひょっとして引き抜きになってしまうんですか。あっ、そういう悪いことはアレだなぁ。そういう悪いことは、今のコメントは無かったことにしてください。危な、危な。 お持ち帰りって引き抜きじゃないかってなぁ。これは危ないよ。全日本プロレスが折角呼んでくれたのに、もう呼ばれなくなっちゃう。これは良くないな。 まあ、どこで何をやるのもHAYATO選手の自由だし、そしていろんな経験をして、あなたが全日本プロレスの先頭に立ってみてください。その時にまたやれるんじゃないかと思いますよ。俺も永久チャンピオンですからね。待ってるよ。2年後だろうと、3年後だろうとら俺は待ってます。 いや、いいんだよ。もう少し早く来ても。とりあえず今日はヒロムちゃんがHAYATO選手より少しだけファビュラスだった。それだけです』 引用:全日本プロレスYouTubeチャンネル |
高校生時代に入門した愛媛プロレスでエースと言える存在だったライジングHAYATO。
全日本プロレスに3ヶ月限定の参戦だったにも関わらず、定期参戦に変わり、遂には愛媛プロレスとダブル所属になりました。
「ALL TOGETHER AGAIN」のセミファイナルに抜擢されたHAYATOは、その3ヶ月後に新日本プロレスのIWGPジュニアヘビー級王者とシングルマッチを組まれることになるとは…
まさしくシンデレラストーリーを歩むレスラーと言えるでしょう。
たった3〜4年で地方から全国区に名前を広げたライジングHAYATO。
さらに3〜4年後、どこにいるか分かりませんが、24歳のレスラーが歩む未来は明るい景色しか見えません。
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