G1クライマックスのリーグ戦を1位突破したデビッド・フィンレーの持つベルトを狙うG1不出場のYOSHI-HASHI。
新日本の最前線に君臨するため、シングル王座の初戴冠とIWGP GLOBALヘビー級王座を狙っていますが、様々な想いがあるでしょう。
悪夢の場所である神戸での記憶を塗り替えるためには、シングル王座初戴冠はこれ以上ない新しい記憶になるはずです。
一方で、他のベルトではなくIWGP GLOBALヘビーに拘る理由が別にあります。
9.23八雲大会のバックステージで、白いベルトは“あの人の色のまま”という表現をしました。
YOSHI-HASHI『オイ、デビッド、見ただろ? 今日、あの白いベルト、俺に歩み寄ってきてんだ。いいか、あの白いベルトはな、もうあの日からずっとずっと、“あの人”の色のままだ。 テメェの色なんかじゃねぇんだ。でもな、今度の(9.29)神戸、そのベルト獲って、必ず俺色のベルトにしてやるよ』 引用:新日本プロレス |
YOSHI-HASHIのいう“あの人”とは、元CHAOSの先輩であり現WWEのトップレスラーである中邑真輔でしょう。
今は無いIWGPインターコンチネンタルのベルトは元々白いベルトであり、IWGP世界ヘビーに統合された今でも中邑のイメージが強いベルトとして認識しているファンも多いはずです。
実は先日公開されたインタビューの最後に、白いベルトへの憧れを語っていました。
YOSHI-HASHI『名前は変わってしまったんですけど、白いベルトは僕の心の中で憧れはずっとあったので。 名前を変えてですけど形としては残っているんでそのベルトを獲りたいなという思いは 心の中でずっとずっとありましたね』 引用:NJPW WORLD |
GLOBALヘビーはインターコンチを継承している訳ではありませんが、白い帯として新設された今、YOSHI-HASHIはそのベルトにインターコンチの面影を見て、中邑色に染まったベルトを思い浮かべています。
仮にYOSHI-HASHIがGLOBALヘビーのベルトを戴冠したとき、憧れのベルトと憧れのあの人の名を出すかもしれません。
そして恐らくあの人もSNSを通じYOSHI-HASHIにお祝いのメッセージを呟くはずです。
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