ザック・セイバーJr.が語った大岩陵平をTMDKに招き入れた理由

ザック・セイバーJr. 【撮影:Koba】
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TMDKの新メンバーとしプロレスリング・ノア(以下NOAH)から1年振りに新日本プロレスに戻ってきた大岩陵平。

国内に武者修行に行ったことも異例でしたが、1年という期間で凱旋したことも異例と言えるでしょう。

 

大岩にとってNOAH所属歴のあるレスラーが多く在籍するTMDKを選んだことは、自然かもしれません。

ではザックは大岩のTMDK入りをどのように考えているのか?

神戸大会のバックステージで、ザックは大岩をヤングライオン時代から仲間にしたいと思っていたことを明かしました。

ザック『聞いてくれ。これは起こるべくして起こった。コロナの真っ只中、俺はコイツらのデビュー戦の場にいた。全てが哀れでクソみたいだったとき……コイツらのデビュー戦は人生で一番感銘を受けるもので、俺にやる気を起こさせた
だからEVILとやり合っていた時、俺はコイツらとよく遊んだもんだ。ヤングライオンを貰う許可を誰かに与えられた訳ではない。当時から二人とも貰えるなら貰いたかった。でも、あまり欲張りすぎるのもどうかと思ってフジタが入った。でも、全てあるべき場所に収まった。TMDKはNOAHで作られた。マイキーとシェインがTMDKをNOAHに持ってきて、ジョナ・ロック、スレックスもNOAHにいた。俺の心も常にNOAHにある。だからNOAHから戻ったヤツらがTMDKに入るのは自然の原理だ。ここがこいつのいるべき場所。そしてこの二人は一緒にいるべきだ引用:新日本プロレス

 

入るべくしてTMDKに入った大岩ですが、ザックはただ仲間にしたかっただけではなく、大岩を最大級に評価しています。

ザック『これは運命だ、これは運命づけられたことだと話しに来た。前に言うのを忘れたが、一緒に言いたかったんだ。ある男がいる。俺のキャリアの中で最も重要な人物だ。それはヨシナリ・オガワ。オガワサンは喜ばせるのがとても難しい男だ。だが俺は、オーイワとノアにずっと注意を払っていた

オガワサンが「大岩は良くやっている」と言ったんだオガワサンの“良い”は“素晴らしい”という意味だ。だから運命だったんだ。だが実際のところは、運命なんてクソ食らえだな。そんな運命なんてボロクソにして、自分で何がしたいかをコントロールするんだ。そうやって俺はTMDKに入った。こいつは下からスタートしない。それがオーイワだ。TMDKのオーイワだ。次、次はNEVERのベルトだ』

引用:新日本プロレス

 

NOAHのレジェンドである小川良成を喜ばせるのは難しいと語ったザック。

確かに引退後、NOAHビッグマッチにゲスト解説に入った時、現王者である清宮海斗を叱咤するコメントを口にしていました。

その小川が『良くやっている』と言ったのですから、大岩は素晴らしい才能を持っており、この1年間で大きく成長したのかもしれません。

 

1年間、小川の下で学んだ大岩ですが、3年あれば清宮を越えると評価されていました。

今後、新日本での大岩の指導はザックが担うのかもしれません。

 

レスラーからの評価が非常に高い大岩は、鷹木信悟の持つNEVER無差別級王座に挑戦します。

“超”新世代と自らを称する大岩がNOAHでどの様な成長を遂げているのか…

注目の鷹木戦は10.14両国国技館大会です。