棚橋弘至デビュー25周年の日に現IWGP王者の内藤哲也が語ったこと

内藤哲也、棚橋弘至【撮影:Koba】
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日本プロレスのレスラー兼代表取締役社長である棚橋弘至が、10.10埼玉大会でデビュー25周年という記念すべき日を迎えました。

残念ながらNJPW WORLDでの配信はありませんでしたが、試合後バックステージでデビューの日を振り返っています。

――ちょうど今日がデビュー25周年の記念日ですね。

棚橋『1999年10月10日、後楽園ホールでね。じつは僕だけじゃない。柴田勝頼選手、井上亘(元・選手)さんも、同じデビュー日で。すぐそのあとに東京ドーム大会があったのかな? 通常の興行というよりか、前日記者会見の中の特別試合みたいな感じで。やっぱり25年前の試合なんだけど、そのときの緊張感とか思い出しますね。

真壁(刀義)さんにデビュー戦の相手をして頂いたんですけど、「真壁さん・棚橋・柴田さん」の並びで、(寮の)細長い部屋で寝ていたんだけど、「ヨッシャ! 明日のデビュー戦の相手が横で寝てるな!」って(笑)。ちょっとダメージ与えておこうかなって、よこしまなことも思ったけどね(笑)。真壁さんからは「いつも練習する仲間であっても、いざ試合になったらスイッチを切り替えろ」って、そういうことをデビュー前に話したりしていて。

学び続けて25年。そして今は社長になって、今度は僕がいろんな選手にいろんなモノを気付かせてあげたいっていう、そんな立場になってきたかな……もうとっくになっているんだけど(笑)。改めてそう思うね。棚橋弘至プロレス生活25年、ハナマルをください』

引用:新日本プロレス

 

デビュー記念日に配信ありの特別な試合が組まれないことは少し残念ではありますが、SNSでは棚橋のデビュー日を祝うポストを沢山目にすることができました。

プロレスラーはリングに上がれば頼れるのは自分だけというある意味孤独な職業ですが、多くのファンにより報われた一日となったことでしょう。

 

実はファン以外にも棚橋のデビュー記念日を覚え、口に出した選手がいました。

棚橋に憧れていた男であり、現IWGP世界ヘビー級王者の内藤哲也です。

埼玉大会のメインイベントに出場した内藤は、両国国技館大会の防衛戦を4日後に控える中、開口一番に口にしたのは憧れた男の名前でした。

内藤『今日は棚橋弘至のデビュー記念日?そんなの知ってるよ。だって1999年10月10日、俺は後楽園ホールの北側A列で観戦していたからね

ちなみに俺が初めてIWPGヘビー級王座に挑戦した日も、10月10日。2011年10月10日・両国国技館、相手は棚橋弘至。あれから13年か・・・。時が経つのは早いね・・。

TMDKであり、ザック・セイバーJr.に勢いがあるのは間違いない。で一も、俺が止めてみせますよ。誰のためじやない。1番は自分自身のためにね、カブロン』

引用:新日本プロレス

 

両国で防衛戦に成功したあと、闘いたい相手が2人いると語った内藤。

すべてが内藤の思惑通りに進むか分かりませんが、防衛ロードのその先にはデビュー25周年を迎えた棚橋戦を見据えているかもしれません。

もしかしたら来年の東京ドームのリングで、『13年前は負けたけど……』なんてマイクが聞くことができる…かも。