NJPW STRONG後楽園ホール大会に参戦し、KENTAからSTRONG無差別級王座を奪取したエディ・キングストン。
試合後、ホミサイドと喜びを分かち合い、バックステージでは涙ながらに日本へのリスペクトを語ったエディに多くの日本のファンが共感しました。
エディ「俺はバカな事やってるストリートキッドだった。誰かに殺されてもおかしくない、刑務所に入ってもおかしくないヤツだった。でもそうならなかった。プロレスが、日本のプロレスが俺を支えてくれたからだ。俺にできたんだから(※涙をこらえて)誰にだってできる」
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 5, 2023
エディ『アー。これは3人の人に捧げられるものだ。母、父、そしてテリー・ファンク。俺にとって史上最高の人たちだ。俺は、俺はこの瞬間を夢に見てきた。ここで涙は流したくない。感情を爆発させたくない。でも21年戦ってきた。皆、納得できないことに面することがある。 自分の時間を無駄にしていると感じることがある。世界中の子どもたちに伝えたい。俺は本来、ここにいる人間じゃないんだ。俺はバカなことをやってるストリートキッドだった。誰かに殺されてもおかしくない、刑務所に入っていてもおかしくないヤツだった。でも、そうはならなかった。なぜならプロレスが、日本のプロレスが俺を支えてくれたからだ。 俺にできたのだから、(※涙を我慢しながら)誰にだってできる。ほかに俺が言えることは何もない。ただ感謝したい。真剣に命をかけてこの王座を守る。皆ありがとう。もう行くよ。アリガトウゴザイマス。通して、ありがとう』 引用:新日本プロレス |
外国人レスラーが日本のファンに支持されることは決してハードルが低いことではありませんが、エディに限ってはたった2日間で多くのファンの支持を得たと言えるでしょう。
一方でこの日本愛に否定的な意見を投じたのは、ユナイテッド・エンパイアのアーロン・ヘナーレです。
2016年から新日本の野毛道場で鍛錬を積んだヘナーレにとって、エディの発言は決して肯定できる内容ではなかったのでしょう。
ヘナーレ目線で言えば、引用ツイートした内容は正論と言えます。
エディは気取っている。
それが夢なら、なぜ最初から日本に来る努力をしなかったのか?
いや、これは僕の夢なんだ。私は日本に来るためにすべてを犠牲にした。彼は何も犠牲にしていない。 https://t.co/Edyfcj8PoF
— Aaron Henare (@HenareNZ) July 8, 2023
新日本で活躍する外国人レスラーの中でも、下積み期間が長かったと言えるヘナーレ。
G1クライマックス初エントリーも総勢28人に増えた昨年が初めてとなりました。
これは昨年のG1開幕前会見のヘナーレの発言です。
ヘナーレ『何年もチャンスをもらえなかったという話ならば、俺の右に出る者はいないだろう。何年も何年もチャンスをもらえず、ここでもがき続けてきたのは、この俺だ。だが、ついに初出場をもぎ取ることができた。そして、俺のブロックには元IWGPチャンピオン、元「NEW JAPAN CUP」覇者、それからKENTAとか、いろんな選手がいる。 この初めての「G1」、そして初戦の札幌では何よりも大きなインパクトを残すつもりだ。俺以上にパワーのある男はいないだろうし、この俺が110パーセント全力になっている。初戦、俺のオールドフレンド(棚橋のこと)に対してどんな試合をみせるか楽しみにな』 引用:新日本プロレス |
#G1CLIMAX32 pic.twitter.com/L9axyusE6p
— Aaron Henare (@HenareNZ) July 14, 2022
すべて犠牲にし、結果が伴わなくても辛抱強く諦めず闘ってきたヘナーレにとって、エディの発言は怒りすら覚える発言だったのでしょう。
G1では同じブロックになったエディとヘナーレ。
直接対決は公式戦4試合目となる7・23長野大会です。
真っ向勝負と気持ちを全面に出すレスラーが多くエントリーしたCブロックにおいて、共にキーマンとなる選手でしょう。
日本へよ愛がどちらが強いか、ヘナーレにとって絶対負けられない試合になそうです。
#G1CLIMAX33 pic.twitter.com/B5JX2zZtdg
— Aaron Henare (@HenareNZ) June 4, 2023