矢野通が引退までに棚橋弘至と闘いたいと名乗り出ることに対し持論を語る

棚橋弘至、矢野通【撮影:Koba】
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橋弘至の引退という事実に多くのプロレスファンが衝撃を受けたことでしょう。

両国国技館での宣言は『ゴール』という言葉を用いたものの、引退会見などではしっかり『引退』という言葉を使い、2026年の1月4日まで一生懸命レスラーを全うすると説明しています。

多くのプロレスラーが引退までに闘いたいと気持ちを表明し、現地で棚橋に会いたいと思ったファンも多いはずです。

 

棚橋との関係が深いレスラーが引退という事実をどう感じているのかも気になるところです。

練習生、ヤングライオン時代を道場で先輩後輩として探し、近年はリングの上で一緒に闘うことも多くなった矢野通は、自身のYouTubeチャンネルで棚橋の引退について語りました。

そして、ファンからの「引退するまで棚橋と試合したいと思っているか」という質問に対し、矢野ならではの持論を述べました。

矢野『そうだよね。既に何名かレスラーが引退までに闘おうという人がいて。勿論、今SNSの時代だからあういうところで手を挙げるっていうことも僕は大事だと思うんですけど。

なんかね、それも大事だけども、なんか今は棚橋さんの引…ゴールを決めたっていうことに対して咀嚼(そしゃく)する時間がもうちょっと必要かなと思ってて

割とパパパっとこうやって俺がやってやる、俺がやろう候補みたいなのって、それができる人って凄いなと思いますよね。逆に言うと。

僕なんかはそういうのが主張としてできないタイプだから。できないタイプってかケースバイケースですけど。だから勿論棚橋弘至というレスラーと対峙したいという想いは誰しもがあるんじゃないですかね。今のプロレス界においては。

いやでも本当にびっくりはしましたね。まだまだできるだろうしってのもあるし。ただなんか棚橋さんらしいっすよね。責任感が重たい、強いタイプだから社長を任されるとか、社長としてやっていってとかいうのもあるかもしれないですね』

引用:矢野通プロデュース‼︎

 

引退という事実を知って棚橋と闘いたいという気持ちより、その事実を受け止めそれがどういうことなのか咀嚼してじっくり考えたいと語った矢野。

個人としても、新日本の今後を考える上でも、棚橋弘至というレスラーがいなくなるということをじっくり考えたいということなのでしょう。

それだけ思い入れの強いレスラーであり、プロレス界に影響を与えた人物であり、新日本プロレスになくてはならない存在だからなんだと思います。

いくら若いレスラーが沢山育っているといっても、棚橋がリングから去るということは他の選手の引退とはまた別物と言えます。

 

そして矢野が語った一番印象的な言葉が『あと1年2ヶ月しかない』という時間の捉え方です。

棚橋は両国国技館で『あと1年2カ月あります』と語りました。

引退が再来年と聞いて、まだ1年2ヶ月もあると思った方もいるでしょう。

矢野にとってレスラー棚橋との時間はもう『1年2ヶ月』しかないんです。

もしかしたら他の人よりレスラー棚橋と過ごせる時間が見えているのかもしれません。

 

矢野以外にも棚橋に思い入れがある選手は多く存在するでしょう。

その選手が棚橋の引退についてどう思うか、できれば引退前に聞くことができることを祈るばかりです。

できればファンの前で、棚橋本人の前でその気持ちを吐露してくれたら、これほど感慨深いシチュエーションはないと思います。