東スポの取材でケニー・オメガがドミニオンでのオカダカズチカ戦に向けた意気込みを語っています。
この一戦はオカダがIWGP防衛新記録を記録した次の防衛戦ということで、多くのファンがケニーが初戴冠するんじゃないかと予想しています。
そんな中、ケニーは飯伏のサポートを望んでおり、セコンドに付いて欲しいと熱望しました。
このシチュエーションに、ケニーが新チャンピオンになった暁には、飯伏が挑戦するんじゃないかと囁かれています。
しかし、この東スポWEBのニュースの後、今週号の『週刊プロレス』(以下週プロ)を読んだ私には、全く逆の景色が見えました。
それは、ケニーがオカダに敗れ…
飯伏がオカダに挑戦表明
一番新しい週プロには、飯伏のインタビューが載っています。
ケニーとゴールデン☆ラヴァーズを再結成した飯伏の心中は、今年こそシングルのベルトを巻きたいというもの。
飯伏はヘビーに階級を上げてから、まだ新日本のベルトを手にしていません。
もし目の前で、ケニーがオカダに敗れたら
この2人の闘いを誰よりも近い距離で観た飯伏は、プロレスラーの本能に逆らうことはできないでしょう。
勿論、それは…
こんな凄いレスラーと闘いたい
こんな状況と全く同じシチュエーションがあったことを、皆さん覚えていますでしょうか?
2014年2月11日に大阪で行われたIWGPヘビー級選手権
オカダカズチカ vs 後藤洋央紀
この日後藤のセコンドに付いたのは
盟友、柴田勝頼
そして、この試合を目の当たりにし、後藤がオカダに敗れた後、本能のままにリングでオカダの正面に立ち塞がりました。
その時、オカダが柴田に言ったセリフです。
『もし、このベルトに挑戦したいんだったらな、3月・・・。
3月から始まるNEW JAPAN CUPに優勝してから来い。
ただし! 順序どおりにな。挑戦して来い。
俺と向き合えば挑戦できる!?
そんな甘くねぇんだ、バカヤロー!
そして! 俺は、柴田さんには・・・興味は・・・特にありません。』
引用:新日本プロレス
その直後のニュージャパンカップ(以下NJC)では優勝できませんでしたが、2017年、つまり3年後のNJCに初優勝し、遂にオカダへの挑戦権を得ました。
もしドミニオンでケニーが敗れたら、十中八九、飯伏はオカダの前に立ち塞がるでしょう。
それがレスラーの本能だから、仕方ありません。
あとは飯伏の挑戦表明を、オカダが素直に飲むのか。
それとも、夏のG1を制してから挑戦してこいというのか。
私の予想は後者だと思います。
何の権利も持たない飯伏が挑戦表明しても、認める理由がありません。
しかし、リングでマイクを握ったオカダが、こんな提案をしたらどうでしょうか?
『1人、闘いたい相手がいます。
ま、それはたぶん、G1クライマックスには出ないと思います。
でも、僕個人として興味があるのは、タイガーマスクW。
新日本プロレスがOKというのであれば、オカダvsタイガーマスクW、やらして下さい』
控室に戻る途中の飯伏が、この発言を耳にし、振り返った時の顔を見てみたい。
無邪気な笑顔か…
それとも
悪魔の微笑みか…♪