6月23日と24日に行われた、鈴木みのるデビュー30周年記念野外フェスティバル“大海賊祭”。
参加無料で行われたこのイベントの目玉は…
オカダカズチカ vs 鈴木みのる 30分1本勝負
参加無料ということは、2人のギャラも勿論プライスレス。
つまり、命を懸けた闘いに、2人は何も見返りを求めなかったということ。
試合はフルタイムドロー
土砂降りの雨の中最後まで超人オカダと試合をしたみのるは、引き分けという結果に決して満足はしていません。
この日会場に来た子供たち、同年代の大人たち、そしてプロレスファンにこんな言葉を残しました。
『惜しかった、がんばったなんてどうでもいい。
勝たなきゃ意味がねえんだ。
ガキども、世の中出たら勝ち続けなきゃ上にいけねえんだよ。
俺が言いたいのは世の中そんなに甘くない。
オイ、しょぼくれた中年ども。
俺は50になったが、相手が20でも30でも誰にも負けねえ!
俺はほしいものを全部持っていく。IWGPヘビー? ……アレは俺が予約済だ』
向上心を求めるこの言葉は、この日試合を観戦した子供達にも響いているはずです。
また、みのると同年代の人にも、まだまだ諦めるなというメッセージになったのではないでしょうか。
そして、ここからは私の憶測です。
額面通りなら結果こそ全てて、そこに辿り着くまでの過程はどうでもいいとなりますが、本音は違うと思います。
常に結果を求めなければ、勝つという目標は達成できないし、そこに辿り着くまでの過程も評価されない。
これは自分への叱咤激励であり、全てのプロレスファンへのメッセージです。
どのレスラーも一番を目指したから辿り着いた場所なんだ。
だから、勝ち続けなきゃ上に行かねぇんだよ。
それでも一部のレスラーしか認められねぇし、世の中甘くない。
だからそいつらの為にも、自分の為にも、誰にも負けねぇ!
配信のなかった試合なのに、SNSで拡散された写真を元に海外でも話題になっています。
『ホーホケキョ。』さんのブログを見れば一目瞭然です。
https://blog.with2.net/link/?1918556
少しでも長く最前線で闘うということは、プロレスラー自身の年齢との闘いでもあると思っていました。
しかし、そんな常識されも非常識に変えてしまうのが、鈴木みのるという男。
常に一番最先端なプロレスをする男は、次何をしてくれるのでしょうか…