高橋ヒロムのプレゼントとデスペラードが欲しいものと本当の宝物

IWGPジュニアヘビー級選手権試合



6・9ドミニオンのバックステージで決まったタイトルマッチ。

 

IWGPジュニアヘビー選手権

高橋ヒロム vs エル・デスペラード

出典:新日本プロレスリング:HP

 

BOSJでシングル初対決した2人の関係は、今ジュニアで最も魅力的なライバル関係となり、早くもタイトルマッチでの再戦となりました。

前哨戦のイリュミネーションマッチで勝利したデスペラードは、ヒロムから欲しいもの2つあることを公言していました。

 

『目の前に転がっている、俺がどうしてもほしかったものが二つ。

ちょっと手を伸ばせば、すぐ手の届くところにある。

爪の先がかかってんじゃねえのかな? もうすぐだ。

後楽園のメインで、大観衆の眼前で、オマエの腰のソイツを引っぺがして、もう一度。

あのヤローが俺より弱いんだっていうことを、オマエにも、観ているヤツら全員にも、わからせてやる。

楽しみだ、アーハッハッハ!』

引用:新日本プロレス

 

この時点ではてっきり今持っているIWGPジュニアタッグのベルトと、 IWGPジュニアヘビーのシングルのベルト初戴冠だと思っていました。

 

しかし、翌々日の後楽園で、デスペラードの欲しいもの2つが何なのか公言しています。

 

『2つだ。たった2つ。俺が欲しいものはたった2つしかないんだ。

お前が持っている状態のIWGPのジュニアのシングルのベルトだ。

まずこれが1つ。

もう1つはお前がプレゼントしてくれなくても本当は俺が自分から獲らないとそれは絶対に手に入らない。

お前は俺にシングルで絶対に勝てないという恐怖心だ。

人がビビッている時の顔とか、絶望した、後悔した、ネガティブな時の感情っていうのは本当に美しいんだ。

人の顔っていうのは、そのときが1番かわいい。

俺はそれが欲しいんだ。

お前のそれが欲しいんだ。

いいか? 明日、お前からプレゼントしてくれ。』

引用:新日本プロレス

 

デスペラードにとって欲しいものとは…

 

ヒロムから IWGPのベルトを奪うこと

 

そして…

 

シングルで絶対に勝てないという恐怖心

 

つまり…

 

ヒロムには絶対負けないという優越感

 

それに対して、ヒロムもデスペラードにプレゼントを用意しました。

 

ヒロム『お前のために、明日、素晴らしい素晴らしいプレゼントを用意したんだ~。

楽しみにしといてくれよな。

バ~イバイ』

引用:新日本プロレス

 

ヒロムのプレゼントとは何なのか?

出典:新日本プロレスリング:HP

 

用意したギターケースをリングに上げ、中から花束って…

 

デスペラードがデビューした時のオマージュ!

出典:新日本プロレスリング:HP

 

当時(2014年)IWGPジュニア王者を奪還した飯伏に、デスペラードは黒い花束を渡してリングを後にしました。

 

この時のマネをしたヒロムの意図とは?

『4年前からずっとお前のこと見ている』というメッセージだったのか。

そして、このオマージュを見て、デスペラードは何を想ったのか。

 

試合後の二人のメッセージが、この試合の意味を物語っています。

 

ヒロム『デスペラードに一言。

「ホントは愛してるぞ」と伝えてあげてください。

きっと彼は喜ぶでしょう。

またいつかやろうよ。』

デスペラード『アイツは変わってたな……』

引用:新日本プロレス

 

そう言えば、勝敗の行方ってどうだったのか?

 

いや、二人に勝敗なんて意味あるんでしょうか。

ヒロムが勝つ時もあれば、デスペラードが勝つこともある。

このカードが組まれること自体が、二人にとって勝敗以上の価値があるものではないでしょうか。

 

もしかしたら高橋ヒロムのプレゼントとデスペラードが本当に欲しいものって…

 

二人だけで闘うこの時間とこの空間

 

なのかもしれません。