G1スペシャルINサンフランシスコ大会で行われたIWGPジュニアヘビー級選手権。
高橋ヒロム vs ドラゴン・リー
激しい試合の攻防で、誰もが目を疑うシーンがありました。
これはドラゴンリーの投げっぱなしドラゴンドライバーで、ヒロムが首から落ちてしまったシーン。
その後なんとか試合を続け勝利したものの、誰もが首に怪我はなかったのか心配したことでしょう。
SNSでは現地の病院に行ったという情報も流れ、ファンの間では心配するツイートが多発しました。
こうした状況に反応した新日本は、公式サイトで下記のような現状報告をしています。
現地時間7月7日(土)にて開催された『G1 SPECIAL IN SAN FRANCISCO』サンフランシスコ大会・第7試合IWGPジュニアヘビー級選手権試合(髙橋ヒロムvsドラゴン・リー)の試合中、髙橋ヒロム選手が首を負傷いたしました。
試合後病院に向かい、現在は精密検査中ですが、本人は意識もあり座って話ができる状態です。
また状況をおってご報告いたします。ファンの皆様には大変ご心配をおかけいたします。
そもそもなぜあういう状況が起きてしまったのか?
私は選手を管理する側に問いたいことがあります。
レスラーはリングで死ぬべきなのか
リングの上で死ねれば本望と言うレスラーもいるかもしれませんが、そんな状況はファンは望んでいません。
今回ドラゴンリーがドラゴンドライバーホイップ(投げっぱなし)を繰り出したのには、2つの可能性があると思っています。
①過度な期待
ドラゴンリーと高橋ヒロムのライバル関係は有名な話しで、その壮絶な試合内容は鉄板なカードとも言えます。
ふたりだからできる危険な技の応酬は、毎回ハードルが高くなっているのも事実です。
この日見せた危険な駆け引きは、他にもありました。
ギリギリの闘いの中で、投げるつもりは無かったけど投げてしまった可能性もあります。
②コンディション
6月29日にフロリダで行われた『CEO×NJPW When Worlds Collide』に参加した高橋ヒロム。
その試合後、カウパレスのタイトルマッチまで束の間のオフを堪能しました。
【Summer Camp!】
-TickingTimeBomb-#G1USA#TickingTimeBomb#もっともっともっともっともっともっともっと pic.twitter.com/aSMOw2QUDi— 髙橋ヒロム Hiromu Takahashi (@TIMEBOMB1105) July 2, 2018
一方ドラゴンリーはタイトルマッチ前日に、キング・オブ・インディーというワンデートーナメントに参加しています。
前日にも関わらずシングルマッチを3回も行い、見事優勝を果たしました。
Soy el King Of Indies pic.twitter.com/ceqD915M1F
— Dragon Lee ドラゴンリー (@dragon_leecmll) July 7, 2018
明らかにコンディションが違う二人はどういう状況だったのか?
試合勘が不足していた高橋ヒロム
vs
気持ちは昂るも体力的に限界だったドラゴン・リー
試合開始のゴングが鳴る前にヒロムに襲いかかったのは、試合が長引いたら不利だと分かっていたから。
私はドラゴンドライバーを放った瞬間、ドラゴンリーのクラッチが外れてしまったと分析しています。
あの瞬間の直後、ドラゴンリーの仕草に『しまった』と感じたのは私だけではないでしょう。
問題はドラゴンリーのコンディションとスケジュールを、新日本が把握していたかどうか。
結局、選手は試合ができるかと聞かれたら、『できる!』と答えるでしょうから。
選手は怪我をするリスク覚悟で、試合に臨んでいます。
だから、怪我をしないよう何万回も受け身の練習をする。
それでも怪我をしてしまうのがプロレスなんです。
だから、誰も責めるべきではありません。
勿論、管理する側は選手が怪我をする状況を少なくするリスクマネジメントが必要です。
結論、命を懸けて闘うプロレスラーは超人なんだと思います。
今はただ超人の超回復力を信じて待つのみです。
【@dragon_leecmll 】
-TickingTimeBomb-#G1USA#TickingTimeBomb#もっともっともっともっともっともっともっと pic.twitter.com/cIzwjQ35Tx— 髙橋ヒロム Hiromu Takahashi (@TIMEBOMB1105) July 7, 2018