ゴールデン☆ラヴァーズの呪いをかけられた内藤哲也でしたが、その見返りとして本当にケニー・オメガに矢野通の災いが起きてしまいました。
実際はタマ・トンガが乱入しケニーにガンスタンをくらわせ、矢野に敗戦するという事態に。
ケニーの敗戦により内藤がSANADAの勝てば勝点でトップに並び、SANADAが勝てば僅かながら決勝戦進出の可能性が残る展開となりました。
武道館直前に設定された内藤とSANADAの一戦は、ファンが望む以上に本人達が一番楽しみにしていたはずです。
SANADAがInstagramに上げたこの写真は、2011年と2012年に行われたALL TOGETHER※でタッグを組んだ時の写真です。
(※ALL TOGETHERとは日本メジャープロレス団体合同の復興支援チャリティー興行)
恐らくこの時から、内藤哲也というレスラーといつか闘ってみたいと思っていたことでしょう。
いつもの内藤ムーブをことごとくドロップキックで切り返したり、試合終盤の掟破りのデスティーノだったり、内藤とこんな風に闘いたいというSANADAの思いが詰まった試合展開だったと思います。
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試合結果は皆さんがご存知の通り、内藤哲也がSANADAに辛勝しました。
そして、久しぶりとなるデ・ハ・ポン!の大合唱。
今回のG1クライマックスで3回目となる内藤のメインイベントで、横浜大会が初となる大合唱でした。
今年ワールド(新日本のオンデマンド配信)で放送された興行で、ロスインゴの大合唱があったのは、1・5後楽園ホール、4・29熊本大会、そして8・8横浜大会。
実は2018年に入ってまだ3回目の大合唱だったことを、お気付きでしたでしょうか。
昨年は東京ドーム大会からG1クライマックでの決勝戦まで、実に7回も大合唱がありました。(2・11大阪、3・7後楽園、4・29大分、G1で4回)
つまり、今年は…
圧倒的にデ・ハ・ポンの大合唱が足りないんです
実際は大合唱が多かろうと少なかろうと、G1の優勝には関係ありません。
ただ“あんなシチュエーション”の大合唱を聞かされたら、その続きを聴きたいですよね?
ひとり足りない4人での大合唱。
もしかしたら、顔だけでも見せてくれるんじゃないかという甘い期待。
来れないことは分かってるのに、“いつもの革ジャン”に魅了される観客。
『早く戻って来いよ、カブロン』に込められた想い。
やっぱり、もう一度聴きたい…
今年の4回目の大合唱を、日本武道館という大舞台で
そして、宣言通りとなる過去最高のG1クライマックスを。
でも内藤が優勝するには、まだ何かが足りないんです。
昨年は、旋回式のデスティーノを見せ、札止めとなった両国のお客様を魅了しました。
では、今年はどんな技を披露してくれるのか?
私はそれが、欠場中の“あの選手”の技であって欲しいと切に願っています。