昨日、次期シリーズ『DESTRUCTION』へ向けての記者会見がありました。
【本日15時より! 新日本プロレスワールドにて無料生中継!】
次期シリーズ『Road to DESTRUCTION』『DESTRUCTION』に関する記者会見の模様をお送りします。https://t.co/Mps1PBuJxh#njpw #njdest #njpwworld pic.twitter.com/l18pv7L2qn— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) August 20, 2018
大方の予想通り、高橋ヒロムはIWGPジュニアのベルトを返上。
ヒロムの怪我の具合は、復帰まで半年以上かかるとのことが菅林会長口から伝えられました。
どれだけ時間がかかるか分かりませんが、完全復活できる日を静かに待ちたいと思います。
そして、ジュニアのベルトが空位となったことから、新王者決定トーナメント開催が発表されました。
出場選手と対戦カードはご覧の通りです。
KUSHIDA vs BUSHI
ウィル・オスプレイ vs マーティー・スカル
当初、8人でのトーナメント開催を予想していたので、正直意表を突かれました。
なぜ意表を突かれたか?
ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアで死闘を繰り広げたエル・デスペラードや、石森太二がいないこと。
他にも田口監督やドラゴン・リーの参戦を期待する方も、多かったのではないでしょうか?
では、なぜ4人でのトーナメントだったのか?
その理由について考えてみました。
①公平性を保つため
このメンバーの選出には、非常に公平性を感じました。
勿論、4人のトーナメントというのは少なく感じましたが、このトーナメントに出る為の権利は必要だと思います。
チャンピオンに相応しいかどうかは、元チャンピオンで決める。
ジュニアに1本しか無いシングルのベルトを争うトーナメントで、一番説得力がある選出理由だと思います。
誰でも出れるものではないというのが、このトーナメントを開催するにあたって定めたルールなのかもしれません。
②ジュニアのベルトの価値を保つため
当初の予想は新王者決定トーナメントが、ヘビー級でいうニュージャパンカップ(以下NJC)になるべきだと思っていました。
結果は過去4人のチャンピオンによるトーナメント。
その理由は恐らく…
リーグ戦とトーナメントの差別化
ヘビーのトーナメント(NJC)とリーグ戦(G1)の違いはなんでしょうか?
4人いるシングルの王者(USヘビーも一応入れて)が出場しているか否か。
内藤哲也はNJCを挑戦者決定トーナメントと揶揄しますが、このシステムがNJC後の展開を面白くしているのも事実です。
しかし、ジュニアではこの差別化はできません。
それはジュニアの選手層とベルトの数が理由です。
出場する選手に代わり映えがしなければ、盛り上がりに欠けてしまうことは否めないでしょう。
③トーナメント以後の展開を面白くするため
ジュニアの選手が大勢出れば出るほど、次に闘う相手がいなくなってしまいます。
トーナメント敗退者が、トーナメント優勝者に挑戦しても説得力がありません。
それより新チャンピオンの目の前に、『俺の出場してないトーナメントで優勝したのが、そんなに嬉しいか?』と花束でも持って名乗り出た方が盛り上がるでしょう。
10月の両国大会でチャンピオンが誕生すれば、その先は11・3大阪大会か1・4東京ドーム。
共にタイトルマッチがあれば、デスペラードや石森というカードを残しておくことは得策かと思います。
一番美味しいカードは、1・4東京ドームに組まれることを期待して…
最後に、ベルト返上の会見で高橋ヒロムが復帰後闘いたい選手がいることを述べました。
#njdest #njpwUSA#TickingTimeBomb#もっともっともっともっともっともっともっと pic.twitter.com/3Hfv1lW65e
— 髙橋ヒロム Hiromu Takahashi (@TIMEBOMB1105) August 20, 2018
これに対してはいろんな予想があるでしょうが、私はドラゴン・リーしかいないと思っています。
理由は勿論…
あの日の試合の正当性を訴えるため
それは7・7サンフランシスコ大会でのタイトルマッチ。
怪我はアクシデントであり、その一部分を除いて激闘であっても危険な試合ではなかった。
それを訴えることができるのは、プロレスラーである当事者しかいません。
私はプロレスラー高橋ヒロムのこの言葉を信じています。
『「危なすぎる」だとかさ、「危険だ」とかさ。今、なに、そういうのがはやってんの?
そうやって、「危険」とかって言って、「危ない、危ない」って言って、その割にいい試合しようとかっていう、そういうのがはやってんのか?
何だか知らないけどさ、俺たちは新日本プロレスで闘ってるレスラーだよ。
な? ここまで来るのによ、何千回も、何万回も受け身とってんだよ。
俺は、あえてもう1回言わせてもらうよ。
俺たちはプロレスを愛してる。
俺たちと同じぐらい、お前らもプロレスを愛してるんだったら、俺たちの闘い、もっと楽しまなきゃ損だぜ』
引用:新日本プロレス
プロレスラーが大丈夫というなら、私は信じたいと思います。