G1も終了し、次のシリーズまで当分試合がありません。
束の間のオフを過ごす選手、海外で啓蒙活動をする選手、レスラーによって様々です。
そんな中、棚橋弘至は主演映画『パパはわるものチャンピオン』(以下パパわる)のPR活動で、連日多忙を極めます。
【緊急決定!明日8月23日(木)8時~オンエア!】日本テレビ『スッキリ!』に、棚橋弘至選手が登場! https://t.co/x7VmojSPsz #njpw #スッキリ #パパわる pic.twitter.com/9H4T9RtXDF
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— 棚橋弘至 (@tanahashi1_100) August 24, 2018
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— 棚橋弘至 (@tanahashi1_100) August 27, 2018
着替える時間もないほど、忙しいということでしょう(笑)
私も逸材程ではありませんが、少しオクパートだったので先週末やっと『ファミリープロレス』を見ることができました。(途中まで)
【明日8月19日(日)朝10:00〜】「ファミリープロレス!!仮面ライダービルドもビックリの必殺技大集合SP」が放送になります。ぜひご覧下さい☆ https://t.co/pFtclkpZuc #テレ朝 #仮面ライダービルド #njpw pic.twitter.com/CJbANNXOlA
— 棚橋弘至 (@tanahashi1_100) August 18, 2018
ご覧になった方も多いと思いますが、意外にもプロレスファンからは賛否の声が上がりました。
その理由が…
現IWGPヘビー級チャンピオンのケニー・オメガが出なかったこと
休日の午前中オンエアーということで、子供向けに編集されたんだろうと思いました。
しかし、プロレスを知らない方がどんな目線でプロレスラーの宣伝活動を見るのかを考えたとき、ある仮説に気が付きました。
それは…
棚橋は映画のためにG1を優勝したかったのではないということ
私もG1開幕前は映画ヒットのため、プロレスを知らない方に興味を持ってもらうため、棚橋弘至にG1での活躍を期待していました。
最高のシチュエーションが、映画を見る非プロレスファンに共感してもらえるんじゃないかと。
しかし、非プロレスファンにG1優勝という偉業が伝わるのかという疑問が浮かびました。
そもそも新日本プロレスを知らない方はG1という大会も知らないし、ベルトという概念だって知りません。
棚橋が非プロレスファンに伝えられることは、プロレスそのもの。
それを知っている棚橋だから、G1後の疲弊しきった身体に鞭を打って、幾度も映画の宣伝をし続けるのではないでしょうか。
1人でも多くの方に映画を観てもらうため
映画を観てもらえれば、そこからプロレスに興味を持って貰えるかもしれない。
プロレスの現在地って、まだまだそこなんです。
ファミリープロレスでもあえてIWGP王者にフォーカスしなかったのは、まずはプロレスそのものに興味を持って欲しかったから。
もっともシンプルにプロレスそのものを伝えたいというのが、棚橋のPR活動の根底にあるものかもしれません。
では、棚橋弘至がG1で優勝したかった理由はなんでしょう?
▪再び新日本の中心の更にトップに戻ること
▪オカダカズチカから勝利すること
▪ケニー・オメガに借りを返すこと
新日本のトップとはIWGPヘビー級のベルトの奪還であり、東京ドームのメインに立つことでしょう。
その為に、まずオカダから勝利するというハードルを自らに与えました。
そしてケニーへの借りとは、2016年に中邑真輔が返上したインターコンチのベルトを奪還できなかったこと。
あの日以降、一度もケニーとシングルマッチを闘うチャンスはありませんでした。
棚橋弘至がG1を優勝して本当にやりたかったこととは、ジンクスという固定概念を壊すことではないでしょうか?
今まで一度も、G1優勝者の挑戦権利書が移動したことはありません。
そんな圧倒的なジンクスが霞むような相手に、オカダカズチカを選びました。
ケニー・オメガでさえ、無制限3本勝負でやっと勝てた相手です。
今回ばかりは、オカダに権利書が移動するのではと思う方も多いでしょう。
棚橋は2015年の東京ドーム以来、オカダに勝っていないのですから。
でも、そんなオカダに勝ったら、ファンはどう思うでしょう。
挑戦権利書を持ったG1優勝者が、東京ドームでIWGPヘビー級王者に勝てないというジンクスの崩壊。
今回は破られるかもしれないとう期待。
棚橋がケニーに勝って、ジンクスを破り、新日本のトップに返り咲くのではないかと。
棚橋弘至のG1を優勝したかった本当の理由とは…
オカダ、ケニーに勝てないだろうという固定概念を壊すこと
東京ドームの定位置に戻って、尚且つオカダとケニーへの借りも返す。
棚橋の3兎を得る挑戦を見届けたいと思います。