新日本が不祥事を起こしたTAKAみちのくを引き続きリングに上げた理由

雑感




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遂に『ワールドタッグリーグ2018』が開幕しましたが、今日は全く違う話しをしようと思います。

 

それは…

TAKAみちのくを新日本のリングに上げた意味

 

昨日開幕した新シリーズの第2試合で、予想していなかったことが起こりました。

 

成田蓮&本間朋晃 vs タイチ&ザック・セイバーJr.

 

ザック・セイバーJr.と一緒に入場したTAKAみちのくが、いつも通りのマイクパフォーマンスをリングの上で披露しました。

NJPW WORLD(ライブ&オンデマンドサービス)では観客席のすべての声を拾えるわけではありません。

恐らく会場は騒然としていたことでしょう。

 

メディアにその不祥事を報道されたTAKAみちのくですが、当分新日本のリングには上がらないものだと思っていました。

会場のお客様もそうでしょうし、解説席も驚いていたことでしょう。

 

正直、この件に関しては“プロレス”を扱う当ブログの範疇ではないので、触れることのないと事だと思っていました。

しかし、新日本がリングに上げる選択肢を選んだのなら、私も今回の件に真剣に向き合おうと思います。

 

勿論、今回の件とは不祥事を起こしたTAKAみちのくをリングに上げたことについてです

 

そもそも、TAKAみちのくがしたことは犯罪ではなく『不貞行為』をしたわけで、会社(かいえんたいどうじょう)からも処分を受けている以上、新日本も引き続き参戦させることは可能だと判断したのでしょう。

 

では、リングに上げた結果はどうだったのか?

 

いつものマイクパフォーマンスをしたTAKAみちのく。

勿論、今回の不祥事を知っている方も多かったと思います。

そのマイクには誰も反応せず、会場は静まり返っていました。

 

実際会場に足を運んだ方なら、心無い野次を聞いていたかもしれません。

 

そもそも、なぜ新日本はリスクを冒してまでTAKAみちのくをリングに上げたのでしょう?

 

正直、私も理解できませんでした。

コンプライアンスを気にする企業が多い昨今、新日本プロレスにとっても細心の注意を払っているはずです。

TAKAみちのくが所属するKAIENTAI DOJOは、処分内容を下記の通り発表しています。

 

・今期をもっての取締役の解任

・報酬月額の100%を 1年間減額 
※対象期間は2018年11月から2019年10月の1年間

引用:KAIENTAI DOJO

 

実際、ニュースになった不祥事以外にもSNSではいろいろな噂を耳にしました。

それを踏まえて、総合的にこの処分になったんだと思います。

SNSでは1年間の減給は重過ぎる、家族を養えないという声も上がりました。

 

ただ、会社が受けた被害はもっと大きいのかもしれません。

今回の件で、KAIENTAI DOJOの観客動員は確実に減ると思われます。

決してメジャー団体ではない会社が、客足が遠のき赤字続きになったらどうなるでしょう。

選手への給料は払われず、会社は潰れるかもしれません。

路頭に迷う選手、プロレスラーを諦める選手も出てくるかもしれない…

 

そこまでリスクのある選手を、リングに上げる理由はなんなのか?

 

TAKAみちのくにお客様の“生の反応”を感じてもらうため

 

もし、当分の間リングに上がらず騒ぎが収まるまで謹慎処分になっていたら、どうなってしまうでしょう。

本人のSNSや会社に、心無いコメント抗議の電話が続くかもしれません。

一方で、多くの励ましの言葉も届くでしょう。

TAKAみちのくというプロレスラーは、それほどの選手ですから。

半年~1年間の謹慎処分後、復帰時は野次より応援の言葉が多いかもしれません。

 

それではダメなんだと思います。

 

今回の件は、多くの社員を抱える代表者たる立場の人間が起こした不祥事です。

犯罪ではなくとも、懲戒免職(クビ)でも妥当だったのかもしれません。

しかし、それでは残された社員はどうなってしまうでしょう。

彼らには罪はありません。

 

つまり、新日本が選んだ選択は…

社会人として代表者として、その罪の重さを実感し背負ってもらう

 

本日からの興行も、TAKAみちのくは予定通りザック・セイバーJr.のサポートとして出場することでしょう。

恐らく後楽園では、マイクパフォーマンスが聞こえない程のブーイングが飛び交うと思います。

もしかしたら、残酷と思うかもしれません。

 

でも、必要なことなんだと思います。

犯した罪の自覚を持つということが、再びプロ意識を持つ為に必要なことだと。

 

私は、新日本プロレスが選んだ選択を支持します。

 

そして、TAKAみちのく選手も応援します。

 

だから、本人には“心無い言葉”ではなくブーイング”を浴びせてください。

心無い言葉は、正解を与えることと同じです。

それだけ直せばばいいと勘違いしてしまいます。

 

ブーイングは“何がダメなのか”自問自答する思考が生まれます。

今までの正解が不正解だったと、自分で気づかないとダメなんです。

 

罪を悔い改めることは、残酷な現実を受け止めることから始まるんだと思います。