1月17日都内ホテルにて、『東京スポーツ新聞社2018年度プロレス大賞授賞式』が行われました。
新日本プロレスからは4選手受賞されましたが、注目は去就が定まっていないケニー・オメガが現れるのかどうか。
来ないことも予想されたケニーですが…
年間最高試合賞受賞のオカダ・カズチカ選手、ケニー・オメガ選手が登場!#プロレス大賞 #njpw pic.twitter.com/PQcldaq3TT
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) January 17, 2019
ケニー・オメガの登場です
1・4東京ドーム以来の公の場となりましたが、多くのファンがケニーの登場に微笑んだことでしょう。
しかし、一方で何を話すのか不安になった方も多かったはずです。
会見では、ケニーの言葉でこう伝えられました。
『ハイ、新日本プロレスのケニー・オメガです。ベストバウトありがとうございました。
今年、悲しいこと言いたくないんですけど……。
来年またこのステージに立てないかもしれないんですよね。
……なんですけど、世界で活躍して、世界で活躍をみせて、また大きい会場でベストバウトを必ず見せますので。
うーん。東スポの大賞はここで最後ではないと思うんですけど。
またいつかはベストバウトかMVPか技能賞とか、なにか取りたいかと思います。
また会う日まで、Good Bye and Good Night』
引用:新日本プロレス
また、受賞式後にマスコミの取材を受けたケニーは、今後についてこうコメントしています。
『後に取材に応じたオメガは今後のスケジュールについて「言えないね」と複雑な胸中を明かしながらも、現時点で2月以降も新日本で試合をする可能性がないかと問われると、「そうですね。スケジュールはわざとつけていない」と話した』
引用:デイリースポーツ
そして、codyやヤングバックスが立ち上げたAEW(オールエリートレスリング)について問われると…
『グッドラックと言いたい。頑張って欲しい。すごいものになりそう』
『友達の団体だから興味はあるよ。友達だからサポートするしかない』
引用:デイリースポーツ
私が知る限り、これが授賞式でケニーが語ったコメントの全てです。
ケニーのコメントをまとめると…
▪︎今年は世界に活躍の場を求める
▪︎だから来年はこのステージに立てないかもしれない
▪︎今後の予定は言えないし
▪︎2月以降、新日本のスケジュールは付けてない
▪︎AEWについては応援するし、サポートする
皆さんはこのコメントを聞いて、どう思ったでしょうか?
私は…
やっぱりケニーは退団しないと思いました
以前、スポーツ紙でケニー退団のニュースが出た時、このブログでこのような記事を書きました。
『今は入れる場所もないし、新日本にいない方がいい』
『今のところはしばらくリングに立たない方がいい』
これはその時スポーツ紙に語ったケニーの言葉ですが、言い方は違えどあの時と言っていることはあまり変わりません。
決して“新日本を退団する”とも、“もう日本では試合はしない”とも、“そっちと契約を結んだ”とも、肝心なことは一言もいいませんでした。
さらに救いは、AEWについてのコメントです。
興味はあるし、サポートすると言っていますが、このコメントでは契約して主戦場をAEWにするとは聞こえません。
スポーツ紙の退団ニュースと今回のプロレス大賞の授賞式の発言をまとめると、“今年は当分試合には出ない、AEWに限らず世界のリングで試合をしたい”ということではないでしょうか。
もしかしたら、今年は1試合も新日本のリングに上がることはないかもしれません。
しかし、いつかまたプロレス大賞を受賞したいと言ってることから、必ず新日本に帰ってくるということではないでしょうか。
今回の授賞式のケニーのコメントで、新日本を退団したと思うファンは多いと思います。
Twitterでは、ケニーへの感謝のつぶやきも沢山目にしました。
しかし、私はケニーに『今までありがとう』とは言いません。
いや、言うべきではないと。
私はケニーが語ったこのコメントが、もっとも本音に近いと思っています。
『ケニーが行って「うれしい」と言われる場所にいたい。
それが今は新日本ではないから、俺はいなくなる』
引用:東スポweb
ケニーに今までありがとうと言ってしまっては、新日本に戻る場所がないというのと一緒です。
ケニーに「日本にいて欲しい」、ケニーが新日本に戻ってきたら「うれしい」、ケニーが必要だから「戻って来てほしい」…
ケニーに掛ける言葉は感謝の言葉ではなく、ケニーを必要とする言葉ではないでしょうか。
今回の考察を読んで、非現実的と思われる方もいるでしょう。
もしくは、淡い期待を抱かせるなと言われるかもしれません。
しかし、希望がなくなってしまっては現実しかなくなってしまいます。
現実だけでは心が枯れてしまう…
現実の中に希望があって、はじめて前を向いて歩くことができるのではないでしょうか。
だから、希望は捨てません。
そして、ケニー・オメガを信じます。
最も現実的な事実は、新日本プロレスから何もアナウンスがないということ。
契約者が退団をアナウンスしない限り、退団は成立しません。
これが希望のある現実です。
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