この偏りのあるトーナメント表に、どんな意味がありどんな可能性を秘めているのか…
【『NEW JAPAN CUP』の組み合わせが決定!】
今年は史上最多の32選手が出場!
3.10尼崎で飯伏vs内藤!
W・オスプレイ、M・ニコルズ、C・オーエンズ、C・カバナ、D・フィンレー、ヒクレオ、海野らが初エントリー!https://t.co/gYgimhyJoP #njpw #njcup pic.twitter.com/IhA0zCbUiw— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) February 25, 2019
大きく4つのブロックに分かれた今年のNEW JAPAN CUP(以下NJC)は、鈴木軍以外同じユニットの選手が偏って配置されています。
それが鈴木軍にとって有利か不利かはさておき、1つのブロックを除き2回戦は同じユニット同士のレスラーが対戦し難くなっている気がします。
そのブロックとは、3・10尼崎大会。
【『NEW JAPAN CUP』3.10尼崎・組み合わせ!】
飯伏が復帰初戦でいきなり内藤と対決!
棚橋は抜擢出場の海野を迎え撃つ!
天山はフィンレーと激突!
“前年度覇者”ザックはEVILと対峙!https://t.co/gYgimhh80f #njpw #njcup pic.twitter.com/pQrt1mNREv— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) February 25, 2019
1つのブロックで8人中5人が本隊(飯伏含む)、2人がロスインゴ、残り1人が鈴木軍のザック・セイバーJr.です。
2回戦で最大2試合の同じユニット同士の対決の可能性があり、最も注目されているブロックではないでしょうか。
過去最大規模のNJCは予想困難なトーナメントですが、過去の因縁等考えると2回戦以降“あの選手”対“あの選手”の対戦が見てみたいと欲が出てきます。
優勝者は4・6マディソン・スクエア・ガーデン(以下MSG)で、ジェイ・ホワイトとのIWGPヘビー級選手権が待っていると思うと尚更です。
今年こそ活躍を期待する選手にトーナメントを勝ち上がって欲しいと願うと、どうしても優勝予想をしたい気持ちが湧き出てきます。
ということで、あくまで私の願望とこの選手が勝てば面白い展開なるんじゃないかという観点で勝敗を考えました。
すべての勝敗ではなく、ポイントを絞って説明します。
まず、NJC開幕戦を行う左上のブロックを勝ち上がるのは…
石井智宏
タイチとどちらが勝ちあがるか悩みましたが、準決勝の長岡大会で闘うだろう相手を考えたら、石井の方が面白そうだというのが結論です。
次に、3・9愛知大会の外国人ブロックを勝ち上がるのは…
マイケル・エルガン
このブロックを勝ち上がるのは、1回戦で闘うオカダ対エルガンの勝者だと思っています。
過去エルガンは、オカダカズチカにシングルで勝利したことがありません。
そして、期待以上に結果を残せていないのも事実です。
ケニー・オメガがいない新日本において、最強外国人レスラーと呼ばれるのはエルガンしかいないと思っています。
実は昨年のNJCとG1の初戦では、エルガンの圧倒的な強さを見せつけて勝利をものにしました。
ベストコンディションのエルガンなら、オカダに勝って準決勝に駒を進めることでしょう。
そして、一番予想が難しい尼崎大会のブロックを抜け出すレスラーは…
EVIL
このブロックの他の対戦カードの勝敗は、正直予想が困難ですが、EVILにはどうしても準決勝に進んで欲しい理由があります。
詳しい説明は後程。
最後の高松大会のブロックを制するのは、SANADAしかいないと思っています。
理由はシンプルです。
新潟出身のSANADAに地元長岡大会で準優勝を闘って欲しいから&鈴木みのるへのリベンジ。
今年行われた全試合でベストバウトを選ぶなら、札幌大会で行われた鈴木みのるvs SANADA戦を選びます。
もう一度、2人の対戦が実現して欲しい。
その為にも1回戦で実力者の後藤洋央紀を倒し、準決勝に進んで欲しいと願っています。
私の予想では、準決勝のカードはご覧の通りです。
石井智宏 vs マイケル・エルガン
EVIL vs SANADA
長岡大会2DAYSの初日に、この2つのリベンジマッチに期待したいです。
石井対エルガンは昨年のNJC開幕戦のカード。
開幕に相応しい熱戦は、エルガンに軍配があがりました。
くしくも2人は、ケニー・オメガから完璧な形で3カウントを奪ったことのあるレスラーです。
ベストバウトマシンの名を引き継ぐのは、どちらになるのか…
そして同門対決となるEVIL対SANADA戦。
2016年のG1以来のシングルマッチです。
あの時は、SANADAがEVILから3カウントを奪いました。
最高のパートナーともう一度タッグのベルトを奪取するためにも、EVILはSANADAにシングルで勝つ必要があるんだと思います。
今回の準決勝の組み合わせにオカダ、棚橋、内藤の3人の名前が無いというところに、意味があるんだと思います。
今まで一度もIWGPヘビーのベルトを取ったことのない、未来のチャンピオン4人の準決勝に期待したいです。
最後に決勝のカードと優勝者の予想です。
私の優勝予想は…
〇マイケル・エルガン vs EVIL×
4・6MSGでのメインイベントは、ジェイ vs エルガンを熱望しています。
もしかしたら、ジェイの相手が日本人でないことに、このカードは新日本ではないと言われるかもしれません。
しかし私は、この2人の一戦は新日が誇るタイトルマッチになり、これからの新日本の中心となる外国人選手だと思ってもいます。
そして、この予想には続きがあります
MSGでジェイが防衛に成功した場合、EVILに次のタイトルマッチへ挑戦表明して欲しいと願っています。
なぜ、EVILなのか、なぜこのタイミングなのかについては、以前の記事で説明しました。
そして、エルガンがIWGPを初戴冠した場合、あの男にリングインして欲しいと思っています。
そう、内藤哲也
IWGPヘビーとインターコンチの2冠を狙う内藤にとって、一度もシングルで負けたことのないエルガンは、もっとも挑発し甲斐のあるレスラーだと言えるでしょう。
そんなエルガンも、いずれは内藤にシングルで勝ちたいと思っているはずです。
私の予想の結末は、MSG大会からのレスリングどんたく挑戦者決定。
つまり、5月の福岡大会でのIWGPヘビー級選手権は…
ジェイ・ホワイト vs EVIL
or
マイケル・エルガン vs 内藤哲也
あくまで私の願望よりの予想です。
当たるとは思っていませんが、私の予想をいい意味で裏切る展開に期待したいと思います。