美学のある闘い。
今、他団体で最も気になる選手が全日本の宮原健斗なら、最も気になる団体は新生NOAHです。
故三沢光晴が全日本プロレスから独立し創立したのが、2000年の8月5日。
そのNOAHが今年3月に生まれ変わりました。
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プロレスリング・ノア新ロゴマーク公開&webサイトリニューアルのお知らせ!
\旗揚げ以降、ずっと変わることがなかった緑のリングマットやロゴマークを胸に秘め、不退転の覚悟で大改革に着手します。
すべては最高のプロレスを提供するために——。https://t.co/UJbh1LhKJc#noah_ghc pic.twitter.com/kNDiktxLjk— プロレスリング・ノア (@noah_ghc) March 6, 2019
NOAHと言えば緑のリングマットに手書き風の白いロゴのイメージ。
今回新しくなったロゴはシャープなイメージが強く、今までと真逆のイメージになります。
親会社がプロレス興行を運営する会社になり、心機一転生まれ変わりました。
今までNOAHのホームページは見たことありませんが、新しいオフィシャルサイトは見易いレイアウトで画像の読み込みスピードも早く、今時のスタイリッシュなサイトです。
もしかしたら、新日本のオフィシャルサイトより、使い勝手が良いかもしれません。
“美学のある闘い。”というキャッチーなコピーにも期待が膨らみます。
その新生NOAHの門出となったのが…
3・10横浜文化体育館
4つのタイトルマッチが行われ、そのメインイベントを飾ったのが…
若干22歳のGHCヘビー級現王者の清宮海斗
※写真に楽天ブックスのリンク貼っています
NOAHの顔である丸藤正道の挑戦を退け、見事防衛に成功しました。
丸藤越えを果たしたチャンピオンが、まだ22歳だなんて末恐ろしいです。
その清宮ですが、実は3年前のLION’S GATEで川人拓来と試合をしています。
しかも、年齢も一緒、デビューした場所もお互いディファ有明と、運命を感じる2人です。
この試合でお互いコメントを残していました。
清宮『これから向こうがまたボクとやりたいって言えば、ボクも彼とまたやりたいですし、切磋琢磨していければいいかなと思います』
川人『絶対勝てると思ったのに……次は必ず勝ちます。以上です』
引用:新日本プロレス
そう、この時は清宮が川人に勝ちました。
勿論、生涯川人が負けっぱなしで終わることはないでしょう。
いつか訪れるだろう“勃発する因縁”を、今から楽しみにしています。
そんな話題性十分なチャンピオンですが、それ以上に気になるのがタッグチャンピオンの中嶋勝彦と潮崎豪の2人です。
横浜文体でのGHCタッグ選手権を初防衛したAXIZ(2人のユニット名)は、こんな発言を残しました
https://twitter.com/noah_ghc/status/1104700981357424641?s=21
潮崎『俺たちを止めれるタッグ他にいないんじゃないか?』
中嶋『NOAHに相手いないもんね。やばい、面白い事思いついちゃうかも』
引用:PRO WRESTLING NOAH
中嶋の言う『面白い言思いついちゃうかも』発言は、次の挑戦者に他団体のタッグチームを巻き込むということではないでしょうか。
それがすぐに新日本の選手を挑発することにはならないと思いますが、個人的には新日本のWORLD TAG LEAGUEに出場して傍若無人に暴れるAXIZ(アクシス)を見てみたいです。
最後に。
全日本プロレス同様、NOAHもほとんど見たことはありません。
しかし、遠くない将来、生観戦しに会場にも足を運びたいと思っています。
注目する選手が多いというのも理由ですが、親会社が変わり業界第2位を目指すと公言する新生NOAHがどんな仕掛けをするのか。
恐らく、プロレス界の常識を覆す戦略に打って出てくるでしょう。
他団体と差別化を図るというだけではなく、試合以外の部分でプロレス業界らしからぬ仕掛けに期待したいと思います。