内藤哲也が最終戦までの残り3試合を3連勝する確率は90%

真夏の祭典『 G1 CLIMAX 』




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7・28愛知県大会は、多くの内藤ファンの夢と希望を打ち砕く結果となりました。

ジョン・モクスリーの連敗を止めるのは、内藤哲也しかいないと思っていたことでしょう。

モクスリーに勝利し、G1クライマックスへの逆転ロードが始まると期待していたはずです。

まさか内藤敗北の3カウントを目にすることになるとは…

 

この結果、内藤は2勝3敗の勝ち点4止まり、モクスリーは無傷の5連勝で勝ち点10。

その差がも開いてしまいました。

逆転で内藤が優勝決定戦に進むには、残りの試合モクスリーが全敗し、内藤が全勝するしかありません。

リーグ最終戦に勝利し逆転でリーグ1位突破するシチュエーションになる可能性は、どのくらいあるのか…

 

 

記事で、モクスリーが3連敗する可能性について書きました。

プロレスは何が起こるか分からない以上、決して可能性はゼロではありません。

何より開幕から無敗のロケットスタートに成功した選手は、リーグ終盤早速する実績もあります。

 

▪︎2018年 ケニー・オメガ

開幕6連勝の後、7戦目で石井智宏に敗戦し結果3連敗でリーグ突破ならず。

 

▪︎2017年 オカダカズチカ

開幕6連勝の後、7戦目でEVILに敗戦。

続く鈴木みのる戦で引き分け、最終戦ケニーに負けてリーグ突破ならず。

 

G1クライマックスという世界で最も過酷なリーグ戦は、対戦相手に勝つだけではなく自身のコンディションや怪我との闘いでもあります。

初めてG1に参加したモクスリーが、残りの試合も今までと同コンディションで臨めるとは限りません。

 

 

仮にモクスリーが最終戦まで連敗したとして、内藤哲也が3連勝しなくては意味がありません。

リーグ最終戦でジェイ・ホワイトとの試合に勝利し、優勝決定戦進出の可能性が残る展開を望むファンも多いでしょう。

内藤が最終戦に辿り着くまでに、勝利しなくてはならない相手はご覧の3人です。

 

8・1福岡大会 ジュース・ロビンソン

8・4大阪大会 鷹木信悟

8・8横浜大会 ジェフ・コブ

 

私の記憶が正しければ、内藤はシングルマッチでジュースに負けたことがありません。

ただし、鷹木とは正真正銘の初対決となりジェフ・コブも侮れない相手です。

これだけのメンバーに、3連勝する確率はどれくらいあるのか…

 

先程も言った通り、G1の闘いは対戦相手だけではありません。

コンディション然り、今までG1に出場し闘い抜いた経験も重要でしょう。

 

では、内藤は過去のG1でリーグ終盤戦の6試合目から8試合目をどのくらいの勝率で闘ってきたのか?

過去の結果を遡って調べてみました。

 

▪︎2018年 2勝1敗

(矢野戦◯、飯伏戦、SANADA戦◯)

▪︎2017年 3勝0敗

(後藤戦◯、ザック戦◯、真壁戦◯)

▪︎2016年 3勝0敗

(中嶋勝彦戦◯、EVIL戦◯、YOSHI-HASHI戦◯)

▪︎2015年 2勝1敗

(飯伏戦◯、矢野戦◯、ドク・ギャローズ戦

 

パッと見ただけでも、内藤の後半戦の勝率の高さは一目で分かるでしょう。

あまり過去まで遡っても意味はないでしょうが、2015年から2018年までの4年間の成績は12試合で10勝2敗

つまり、勝率は83%以上

 

2016年の過去3年間の成績に絞れば、9試合で8勝1敗

すなわち、勝率は88%以上

数字上の確率で言えば、内藤が最終戦に辿り着くまで3連勝する確率は、約90%あると言っていいのではないでしょうか。

 

モクスリーの3連敗が前提となりますが、Bブロックの最終戦にリーグ突破の可能性を残すには、どの選手も1つの勝ち星も落としたくはないでしょう。

内藤が90%の確率で勝ち点を10に伸ばし、リーグ最終戦のジェイ・ホワイトに勝利できれば、奇跡の大逆転も十分可能性があると思います。

“野望達成”へ向けG1後半戦も面白くなりそうです。