2・9大阪城ホール大会「THENEWBEGINNING in OSAKA」。
激闘も冷めやらぬ中行われた一夜明け会見では、二冠防衛戦を制した内藤哲也とIWGPジュニアの初防衛に成功した高橋ヒロムがサプライズで登場しました。
この日の会見で、3・3旗揚げ記念日大会でのスペシャルシングルマッチが決定。
内藤哲也 vs 高橋ヒロム
内藤は会見で師弟対決に言及し、高橋ヒロムは旗揚げ記念日大会勝利の副賞に東京ドームメインイベントへの挑戦権利証が欲しいと直談判しました。
ヒロムが会見に乱入!
菅林会長に「勝ったら、挑戦権利証ください」と提案したが…!?「ボクが育てた選手ですから」
内藤は“師弟対決”への想いを激語り!
【2.10一夜明け会見】https://t.co/pwZb0cxJx3#njpw #njpw48th pic.twitter.com/fqgG01Rvf0— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) February 10, 2020
『そこでひとつ! 提案があります。旗揚げ記念大会で、内藤哲也vs高橋ヒロムで、もし! 俺が勝った場合、例年「G1 CLIMAX」で発表される東京ドームのメインでのIWGPヘビー級挑戦権利証を、俺にください。
いまここで! 権利証、作って、来年のドーム、誰がメインに立つのか、楽しみましょうよ。いいアイディアじゃないですか、これ? ね? 勝手なこと失礼しました!!』引用:新日本プロレス
残念ながらヒロムの願いは聞き入れてもらえず。
仮に旗揚げ記念日大会で勝利しても、東京ドーム大会でのIWGPヘビー級挑戦権利証は簡単に貰えることはないでしょう。
誰もが納得する手順を踏まなくては難しいと思います。
ヒロムの想いを汲み取ったのか、内藤がIWGPヘビー級挑戦権利証獲得を見据えたヒントを出しました。
『まぁでも、いま高橋ヒロムへの注目度って凄く高いですからね。そして、こうやって結果も残してると。
そのドームの権利証もいいですけど、なんなら「NEW JAPAN CUP」とかも出ちゃえばいいんじゃないですかね。
そんなことをボクは思いましたし、「内藤に勝ったら次のビッグマッチでタイトルに挑戦させろ」とかそれぐらいの大きい勝利にはなるでしょうね、彼がボクに勝ったら』
引用:新日本プロレス
もし「NEW JAPAN CUP」(以下NJC)に出場し目を見張るような活躍をしたならば、その先にはG1クライマックス出場の可能性が広がるでしょう。
確かに昨年のNJCにはジュニアヘビー級であるウィル・オスプレイが出場しました。
代打出場とは言え、田口隆祐もエントリーしています。
本人が出たいという意思を示せば、NJCに出場できる可能性はあるのではないでしょうか。
NJCシリーズの日程だけ見れば、昨年と同じ32人によるトーナメントが予想できます。
昨年同様のエントリー発表時期であれば、まだNJC参戦は間に合うでしょう。
詳しい日程と昨年の出場メンバー発表時期は、こちらをご覧ください。
ヒロムがNJCに出場したい意思があるかどうかは分かりませんが、エントリー枠に空きがなくては難しいでしょう。
昨年、NJCに出場したヘビー級の選手と今年出場の条件を満たしているだろう選手はご覧の通りです。
本隊(11人) | 永田裕志 | 本間朋晃 |
ジュース・ロビンソン | トーア・ヘナーレ | |
棚橋弘至 | 天山広吉 | |
飯伏幸太 | 真壁刀義 | |
コルト・カバナ | 小島聡 | |
デビッド・フィンレー | ||
CHAOS(7人) | 石井智宏 | YOSHI-HASHI |
オカダカズチカ | マイキー・ニコロス | |
矢野通 | 後藤洋央紀 | |
ウィル・オスプレイ | ||
ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(3人) | EVIL | SANADA |
鷹木信悟 | ||
鈴木軍(4人) | タイチ | ランス・アーチャー |
ザック・セイバーJr. | 鈴木みのる | |
バレットクラブ(5人) | チェーズ・オーエンズ | バッドラック・ファレ |
KENTA | ジェイ・ホワイト | |
高橋裕二郎 |
昨年の出場ベース+アルファで考えると、これで既に30人です。
このメンバー以外にもタマ・トンガ、タンガ・ロア、ヒクレオ、ジェフ・コブ、さらに昨年ヤングライオン杯を制したカール・フレドリックスもNJC出場候補に入るでしょう。
しかし、このメンバーでのNJCではサプライズ枠がありません。
昨年は当時のNEVER無差別級タイトルホルダーのオスプレイが、ヤングライオン代表として海野翔太がエントリーされました。
そう考えると、高橋ヒロムのエントリーも決して現実味がない訳ではありません。
あとは、本人が出場に意欲を燃やしエントリーを直訴するかどうか…
ジュニアのベルトを持ちながら、IWGPヘビーのベルトを獲得するという夢。
挑戦し続ければいつかその夢は叶うかもしれないし、多くのヒロムファンがそれを望んでいることでしょう。