期限はあと1週間!新日本プロレスが大会再開を躊躇する理由

雑感




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からのイベント自粛要請を受け、3月1日から3月14日までの全11大会を中止にした新日本プロレス。

開催予定の3・16富山大会まで、遂に1週間と迫りました。

ギリギリまで新型コロナウイルスの感染状況と政府からの情報を見極め、開催を再開するアナウンスをしてくれるんだと思います。

 

同じく予定していた大会を中止し無観客試合を提供しているDDTプロレスリングは、3月後半に開催予定していたいくつかの大会の中止及び延期を発表しました。

 

各自治体や施設と協議の結果、中止や延期という決断を下しました。

3・20後楽園ホール大会は予定通り開催予定なので、全ての大会を一律開催という訳にはいかないのでしょう。

 

では、同グループ会社のスターダムはどういう対応をしているのか?

いち早く大会中止を発表したスターダムですが、先週予定していた3大会の中止を発表しました。

『いつもスターダムにご声援いただきまして誠にありがとうございます。
この度の新型コロナウイルス感染拡大による状況を鑑みまして、2020年3月20~22日までのスターダム主催3大会を開催中止とする事をご案内致します。
スターダムの大会を楽しみに頂いたお客様には深くお詫び申し上げます。大会中止に伴う払い戻しの詳細を下記の通りご案内いたします。何卒ご理解、ご協力の程よろしくお願い申し上げます』

引用:スターダム公式HP

 

再開予定は3・24後楽園ホール大会から。

やはり、開催再開の有無は各会場と協議を重ね、慎重に対応しているようです。

 

この対応はプロレス業界だけに留まらず、メジャースポーツ団体でも同様の動きをしています。

 

プロ野球協会は3月20日の開幕の延期を検討を協議する旨を発表しました。

『プロ野球の3月20日の開幕が新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、延期案が本格的に検討されていることが7日、分かった。オープン戦をすでに無観客試合で行い、日本野球機構(NPB)はJリーグと合同で対策連絡会議を開き、対応を協議中。結論はまだ出されていないが、未知の病原体の終息気配は見えず、通常開幕は難しい流れになってきている』

引用:日刊スポーツ

 

メジャースポーツ団体が延期を検討する背景には、企業としての責任や社会的影響力を加味しての判断だと思います。

もし、大会に参加した観客からコロナ感染者が現れれば、企業の信頼は落ち市民やマスコミからのバッシングが始まることが予想できるでしょう。

 

メジャースポーツ団体より市民権を得ていないプロレス団体においても、大会に参加した観客から感染者が出た場合を考えると、大会再開を躊躇せざる終えない理由があります

実は、私が働く会社の取引先で社員数名が新型コロナウイルスに感染したという報告がありました

数十名が海外出張から帰ってきて数日後、体調が悪化し新型ウイルス感染が発見されました。

では、その企業はどういう対応をしたのでしょう?

本社、各地域の支店、工場、物流倉庫等、全ての活動を停止する決断をしました。

その期間は約2週間。

企業としての機能を前面停止するという決断をしたということです

 

もし、新日本プロレスが大会の開催を再開し、観戦者もしくはスタッフやレスラーから感染者が発生したらどうなるのか?

再開をアナウンスした各大会は中止となり、全ての活動を停止しなくてはならない状況に追い込まれる可能性があるということです

本社機能は停止し、プロレス以外の動画配信等も難しくなるかも知れません。

 

恐らく、大会の再開はギリギリまで検討されるでしょう。

新型ウイルスの感染が減少しない限り、大会の再開の判断は困難を極めることと思います。

大会を開催するリスクも、開催しないリスクも両方存在する状況ですが、ファンも焦らず見守るしかないんだと思います。

 

一刻も早く感染収束を祈って、手洗い、うがい、発熱等があれば無理せず休むということしかないのかも知れません。