高橋ヒロムは石井智宏に勝てるのか… 新日本で1番強い男に挑むNJC準々決勝

NEW JAPAN CUP




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月1日から再び始まる新日本プロレスの「NJPW WORLD Special NEW JAPAN CUP 2020」(以下NJC)のトーナメント3DAYS。

初日の水曜日は2回戦4試合、2日目の木曜日は準々決勝4試合。

そして、金曜日は準決勝2試合がBS朝日の「ワールドプロレスリングリターンズ」で、34年振りとなるプロレス生中継が決定しました。

 

NJC準決勝の生中継と連動し、BS朝日PRのTwitterアカウントではプレゼント企画も行われます。

BS朝日が率先して『#金8はプロレス』をアピールするということは、反響次第では今後も継続する可能性があるということでしょう。

私も積極的にこの企画に参加したいと思います。

 

現時点で準決勝に進出する可能性がある選手は12人いますが、金曜20時のゴールデンタイムで最も闘う姿が見たい選手と言えば高橋ヒロムです

ゴールデンタイムで試合する夢を公言しているヒロムは、ファン投票の優勝予想で2位なる程、優勝を期待されている選手でもあります。

多くのファンが、ゴールデンタイムで試合をするというヒロムの夢を叶えてあげたいと思っていることでしょう。

 

そのヒロムに準々決勝で立ちはだかるのは、1回戦で闘ったエル・デスペラードに完敗宣言をされた石井智宏です。

 

ヒロム本人も最新の日記で『俺の中では新日本で1番強い男』と語っており、準決勝に進むための最大の難関となりそうです。

 

新日本プロレスはヘビー級とジュニアヘビー級に階級分けしていますが、『階級の差=実力差』とは思っていません。

ただ、風潮として“ジュニアよりヘビーの方が上”と思うファンは多いでしょう

タッグマッチでもヘビーがジュニアに負けることは少なく、同日にIWGP選手権が組まれればヘビー級のタイトルマッチがメインを飾ることが当たり前となっています。

 

個人の意見としてはどちらの階級が上か下かと論争するつもりは無く、ジュニアの地位を上げるためにも高橋ヒロムには勝利して欲しいと願っています。

ヘビーとジュニアで差があるとしたら、シングルマッチの場数の差はあるでしょう

ヘビー級はNJCというシングルのトーナメントと、G1クライマックスというリーグ戦の両大会が1年間に存在します。

ジュニアがシングルマッチを闘える大会は、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアしかありません。

 

さらにはIWGPヘビー、IWGPインターコンチネンタル、IWGP USヘビーと3本もベルトがあり、殆どヘビー級の選手同士で闘うNEVER無差別級のベルトを含めると4本もあります。

毎年NJCとG1に出続け、コンスタントにシングルのベルトに挑戦している石井は、ヘビー級だから強いのではなく“石井智宏”だから強いのでしょう

 

高橋ヒロムにはゴールデンタイムで試合をするという夢を掴んで欲しいです。

しかし、名勝負製造機と言われながらNJCを制したことのない石井も応援しています。

私の希望はヒロムの準決勝進出。

しかし、ヒロムが敗れるなら石井に優勝して欲しいと思っています

 

『ゴールデンタイムで放送されるのに、石井では地味ではないか』という声が聞こえてきそうです。

いえいえ、そんな事はないでしょう。

石井なら誰もが度肝を抜かれる試合ができると思います。

 

7月2日に開催される高橋ヒロムと石井智宏との準々決勝は、ジュニアヘビー級がヘビー級に挑む試合ではありません。

『ゴールデンタイムで試合がしたい男 VS ヒロムが思う新日本で1番強い男』との一戦です。

ヒロムが夢を掴むか、石井が最強を証明するか…

 

ここまで説明すれば「下克上」、「番狂わせ」、「大金星」って表現しても違和感を感じないんだと思います