SANADAの準地元でもある長岡で行われた「G1 CLIMAX 30」のBブロック公式戦4試合目。
なんと言っても注目のカードは、メインイベントで闘う内藤哲也とSANADAの同門対決でしょう。
2018年のG1クライマックスの公式戦以来となる両者の一戦
もしかしたら全勝同士の天王山となる可能性もあったロスインゴ対決ですが、ここまでの成績は内藤が3勝0敗。
SANADAの3戦全敗と明暗が分かれてしまいました。
このシチュエーションでの対決に、“プロレスファンの内藤”ならSANADAが勝つと予想するでしょうと語った内藤。
しかし、予想通りの結末にはならないと釘を刺した内藤は、4連敗で早々とG1クライマックスから脱落させることこそ必要かもしれないと豪語しました。
内藤「次の長岡で俺に敗れ、早々と『G1 CLIMAX』脱落する事こそ、今のSANADAには必要なことなのかもしれない。ここで悔しさを味わう事こそ、将来のSANADAに役に立つのかもしれない。俺は全力で、長岡、皆様の予想通りにはいかない結末をお見せしますよ」
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) September 29, 2020
とは言え、内藤にとって楽しみと語っていたSANADA戦。
ロスインゴファンにとっては胃の痛い一戦となったことでしょう。
そして、リーグ戦の中でも公式戦を3日間で2回闘うという、疲労のピークの中で闘うハードな一戦となりました。
リーグ戦負けなしと好調を維持する内藤のペースで進んだ試合は、終盤でターニングポイントを迎えます。
1回目のバレンティアを膝蹴りで回避したSANADA。
続け様に狙われたバレンティアに対しては、掟破りのデスティーノで切り返しました。
このチャンスを見逃さなかったSANADAは、うつ伏せの内藤にラウンディング・ボディプレスを敢行。
今度は仰向けの内藤から2発連続のラウンディングボディプレスを決め、G1クライマックス初勝利を挙げました。
SANADAが内藤から劇的フォール奪取!
ついに『G1』初白星!最後は“ホーム”で最高のギフト!!
10.1『G1』長岡大会の結果はコチラ!
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これで内藤の連勝は3でストップ。
SANADAも連敗をストップさせると共に、初めての内藤越えを果たしています。
試合後には改めて長岡が1番好きだと告白したSANADAでしたが、疲労がピークの中、消耗し切っていたせいかいつも以上に言葉少なめでした。
薄氷の勝利ではありましたが、内藤に初めて勝ったことは大きな意味を持つでしょう。
こらからのG1の巻き返しと共に、G1後のシリーズではロスインゴ内にも変化が起きるかもしれません。
いずれにしても、まだまだどの選手にも優勝決定戦に進出する可能性は残されています。